与えられた4つの関数に対して、指定された次数までのマクローリン展開(0を中心とするテイラー展開)を求めます。具体的には、 (1) $\cos x$ を $n=2m$ 次まで展開 (2) $\sin x$ を $n=2m+1$ 次まで展開 (3) $e^{2x}$ を有限項で展開 (4) $\log(1+x)$ を有限項で展開
2025/8/2
1. 問題の内容
与えられた4つの関数に対して、指定された次数までのマクローリン展開(0を中心とするテイラー展開)を求めます。具体的には、
(1) を 次まで展開
(2) を 次まで展開
(3) を有限項で展開
(4) を有限項で展開
2. 解き方の手順
マクローリン展開は、関数 に対して以下の式で与えられます。
ここで、 は の 階導関数の での評価、 は の階乗、 は剰余項です。
今回は有限マクローリン展開を求めるので、剰余項は省略します。
(1) のとき、 までのマクローリン展開を求める。
より
より
より
より
一般に、 および となります。したがって、
(2) のとき、 までのマクローリン展開を求める。
より
より
より
より
一般に、 および となります。したがって、
(3) のとき、マクローリン展開を求める。
より
(4) のとき、マクローリン展開を求める。
より
より
より
より
一般に、 for となります。したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)