座標空間内に4点A(1, 0, -1), B(2, 1, 0), C(-1, 2, -1), D(-2, -1, 3)がある。線分ABをs:(1-s)に内分する点をP, 線分CDをt:(1-t)に内分する点をQとする。$\overrightarrow{OR} = \overrightarrow{PQ}$で定まる点Rについて、以下の問いに答えよ。 (1) $\overrightarrow{OR}$をs, tを用いて表せ。 (2) $0 \le s \le 1$, $0 \le t \le 1$の範囲でs, tが動くとき、点Rが描く図形Fの面積を求めよ。 (3) 図形Fを含む平面に垂直な単位ベクトルを求めよ。 (4) 点Rが図形F上を動くとき、線分ORが動いてできる立体の体積を求めよ。
2025/8/3
1. 問題の内容
座標空間内に4点A(1, 0, -1), B(2, 1, 0), C(-1, 2, -1), D(-2, -1, 3)がある。線分ABをs:(1-s)に内分する点をP, 線分CDをt:(1-t)に内分する点をQとする。で定まる点Rについて、以下の問いに答えよ。
(1) をs, tを用いて表せ。
(2) , の範囲でs, tが動くとき、点Rが描く図形Fの面積を求めよ。
(3) 図形Fを含む平面に垂直な単位ベクトルを求めよ。
(4) 点Rが図形F上を動くとき、線分ORが動いてできる立体の体積を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) とをそれぞれ求め、 を計算する。
(2) (1)で求めたを成分表示し、s, tの範囲を考慮して、図形Fが平行四辺形であることを示す。平行四辺形の面積は、2つのベクトル(例えばと)の外積の絶対値で求められる。
(3) 平行四辺形を含む平面の法線ベクトルは、平行四辺形を構成する2つのベクトル(例えばと)の外積で求められる。この法線ベクトルを正規化することで、単位法線ベクトルを得る。
(4) 求める体積は、の公式を用いて計算する。
(1)
(2)
ここで、, とおくと、はs, tの一次結合で表されるので、点Rは平行四辺形を描く。
面積
(3)
単位法線ベクトル
(4)
体積 =
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) 2