(1) 正四面体の頂点 A から底面 BCD に下ろした垂線の足 H は、底面 BCD の重心となる。
底面 BCD は正三角形であるから、H は正三角形 BCD の中心に位置する。
正三角形 BCD の一辺の長さは a なので、正三角形 BCD の高さは 23a となる。 BH の長さは、正三角形の高さの 32 倍であるから、 BH=32×23a=33a となる。 三角形 ABH は直角三角形であるから、三平方の定理より、
AH2+BH2=AB2 AH2+(33a)2=a2 AH2+93a2=a2 AH2=a2−31a2=32a2 AH=32a=36a (2) 正四面体の体積 V は、底面積 × 高さ × 31 で求められる。 底面積は正三角形 BCD の面積であるから 43a2 高さは (1) で求めた AH=36a したがって、体積 V は
V=31×43a2×36a=3618a3=3632a3=122a3 (3) 正四面体の体積 V は、4 つの合同な四面体 (底面は正四面体の各面、高さは内接球の半径) に分割できる。
V=4×31×(正三角形 BCD の面積)×r 122a3=4×31×43a2×r 122a3=33a2r r=122a3×3a23=432a=126a (4) 正四面体の外接球の中心を O とする。
OA = OB = OC = OD = R となる。
O から底面 BCD に下ろした垂線の足を K とすると、K は BCD の外心であり重心と一致する。
K は H と一致する。
AH = x とすると、OK = ∣x−R∣ 三角形 OBK で三平方の定理より、
OB2=OK2+BK2 R2=(AH−R)2+BH2 R2=(36a−R)2+(33a)2 R2=96a2−326aR+R2+93a2 0=99a2−326aR 326aR=a2 R=26a3a2=263a=46a