1. 問題の内容
半径1の円に内接する三角形のうち、面積が最大となるものを求める。
2. 解き方の手順
円に内接する三角形の面積を最大化する問題です。
まず、正弦定理を利用して、三角形の面積を角度で表現します。三角形の3つの角を とし、円の半径を とすると、三角形の面積 は次のように表されます。
正弦定理より、, なので、
なので、
面積 を最大化するためには、 を最大化すればよい。
より、 なので、
を最大化するには、、つまり正三角形になる必要があります。(これは相加相乗平均の不等式を利用したり、微分を用いたりして示すことができます。)
よって、三角形が正三角形のとき、面積は最大になります。正三角形の一辺の長さを とすると、。
正三角形の面積は、。
または、.
3. 最終的な答え
半径1の円に内接する三角形のうち、面積が最大になるのは正三角形であり、その面積はです。