$\alpha$ の動径が第2象限にあり、$\beta$ の動径が第1象限にある。$\sin\alpha = \frac{3}{5}$、$\cos\beta = \frac{5}{13}$ のとき、$\sin(\alpha - \beta)$ の値を求める。

幾何学三角関数加法定理直線のなす角tan象限
2025/8/3
## 問題58

1. 問題の内容

α\alpha の動径が第2象限にあり、β\beta の動径が第1象限にある。sinα=35\sin\alpha = \frac{3}{5}cosβ=513\cos\beta = \frac{5}{13} のとき、sin(αβ)\sin(\alpha - \beta) の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、sinα\sin\alphacosβ\cos\beta の値から、cosα\cos\alphasinβ\sin\beta の値を求める。
α\alpha は第2象限の角なので、cosα<0\cos\alpha < 0 である。
cos2α+sin2α=1\cos^2\alpha + \sin^2\alpha = 1 より、
cos2α=1sin2α=1(35)2=1925=1625\cos^2\alpha = 1 - \sin^2\alpha = 1 - (\frac{3}{5})^2 = 1 - \frac{9}{25} = \frac{16}{25}
したがって、cosα=45\cos\alpha = -\frac{4}{5}
β\beta は第1象限の角なので、sinβ>0\sin\beta > 0 である。
sin2β+cos2β=1\sin^2\beta + \cos^2\beta = 1 より、
sin2β=1cos2β=1(513)2=125169=144169\sin^2\beta = 1 - \cos^2\beta = 1 - (\frac{5}{13})^2 = 1 - \frac{25}{169} = \frac{144}{169}
したがって、sinβ=1213\sin\beta = \frac{12}{13}
次に、sin(αβ)\sin(\alpha - \beta) の加法定理を用いる。
sin(αβ)=sinαcosβcosαsinβ\sin(\alpha - \beta) = \sin\alpha\cos\beta - \cos\alpha\sin\beta
値を代入する。
sin(αβ)=(35)(513)(45)(1213)=1565+4865=6365\sin(\alpha - \beta) = (\frac{3}{5})(\frac{5}{13}) - (-\frac{4}{5})(\frac{12}{13}) = \frac{15}{65} + \frac{48}{65} = \frac{63}{65}

3. 最終的な答え

sin(αβ)=6365\sin(\alpha - \beta) = \frac{63}{65}
## 問題59

1. 問題の内容

2直線 y=3xy = -3xy=2xy = 2x のなす角 θ\theta を求める。ただし、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} とする。

2. 解き方の手順

2直線の傾きをそれぞれ m1,m2m_1, m_2 とする。
m1=3m_1 = -3, m2=2m_2 = 2
2直線のなす角 θ\theta は、以下の式で与えられる。
tanθ=m1m21+m1m2\tan\theta = \left|\frac{m_1 - m_2}{1 + m_1m_2}\right|
tanθ=321+(3)(2)=516=55=1\tan\theta = \left|\frac{-3 - 2}{1 + (-3)(2)}\right| = \left|\frac{-5}{1 - 6}\right| = \left|\frac{-5}{-5}\right| = 1
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} なので、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}

3. 最終的な答え

θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}

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