問題5は、与えられた3つの立体(三角柱、正四角錐、半球)について、それぞれの体積と表面積を求める問題です。

幾何学体積表面積三角柱正四角錐半球三平方の定理
2025/8/3

1. 問題の内容

問題5は、与えられた3つの立体(三角柱、正四角錐、半球)について、それぞれの体積と表面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 三角柱
体積:
底面は直角三角形なので、底面積は 3×8÷2=123 \times 8 \div 2 = 12 cm2^2
高さは5cmなので、体積は 12×5=6012 \times 5 = 60 cm3^3
表面積:
底面は2つあり、合計面積は 12×2=2412 \times 2 = 24 cm2^2
側面の長方形の面積は、それぞれ 3×5=153 \times 5 = 15 cm2^28×5=408 \times 5 = 40 cm2^2
斜めの面の長さは、三平方の定理より 32+82=9+64=73\sqrt{3^2 + 8^2} = \sqrt{9+64} = \sqrt{73}。よって斜めの面の面積は 5735\sqrt{73} cm2^2
したがって、側面の合計面積は 15+40+573=55+57315 + 40 + 5\sqrt{73} = 55 + 5\sqrt{73} cm2^2
表面積は 24+55+573=79+57324 + 55 + 5\sqrt{73} = 79 + 5\sqrt{73} cm2^2738.54\sqrt{73} \approx 8.54より79+5×8.5479+42.7=121.779 + 5 \times 8.54 \approx 79 + 42.7 = 121.7 cm2^2
(2) 正四角錐
体積:
底面は一辺10cmの正方形なので、底面積は 10×10=10010 \times 10 = 100 cm2^2
高さは12cmなので、体積は 13×100×12=400\frac{1}{3} \times 100 \times 12 = 400 cm3^3
表面積:
底面積は100 cm2^2
側面の三角形の面積は、12×10×13=65\frac{1}{2} \times 10 \times 13 = 65 cm2^2
側面は4つあるので、側面積は 65×4=26065 \times 4 = 260 cm2^2
表面積は 100+260=360100 + 260 = 360 cm2^2
(3) 半球
体積:
半径は4cmなので、球の体積は 43πr3=43π(43)=2563π\frac{4}{3}\pi r^3 = \frac{4}{3}\pi (4^3) = \frac{256}{3}\pi cm3^3
半球なので、体積は 12×2563π=1283π\frac{1}{2} \times \frac{256}{3}\pi = \frac{128}{3}\pi cm3^3
表面積:
球の表面積は 4πr2=4π(42)=64π4\pi r^2 = 4\pi (4^2) = 64\pi cm2^2
半球なので、曲面の表面積は 12×64π=32π\frac{1}{2} \times 64\pi = 32\pi cm2^2
切り口の円の面積は πr2=π(42)=16π\pi r^2 = \pi (4^2) = 16\pi cm2^2
表面積は 32π+16π=48π32\pi + 16\pi = 48\pi cm2^2

3. 最終的な答え

(1) 三角柱
体積: 60 cm3^3
表面積: 79+573121.779 + 5\sqrt{73} \approx 121.7 cm2^2
(2) 正四角錐
体積: 400 cm3^3
表面積: 360 cm2^2
(3) 半球
体積: 1283π\frac{128}{3}\pi cm3^3
表面積: 48π48\pi cm2^2

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