与えられた関数の、指定された点における接平面の方程式を求める問題です。特に3番目の関数 $z = \frac{x}{x+y}$ について、点 $(-2, 1, 2)$ における接平面の方程式を求めます。

解析学偏微分接平面多変数関数
2025/8/3

1. 問題の内容

与えられた関数の、指定された点における接平面の方程式を求める問題です。特に3番目の関数 z=xx+yz = \frac{x}{x+y} について、点 (2,1,2)(-2, 1, 2) における接平面の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

接平面の方程式は、関数 z=f(x,y)z = f(x, y) に対して、点 (x0,y0,z0)(x_0, y_0, z_0) において次のように表されます。
zz0=fx(x0,y0)(xx0)+fy(x0,y0)(yy0)z - z_0 = f_x(x_0, y_0)(x - x_0) + f_y(x_0, y_0)(y - y_0)
ここで、fxf_xfyf_y はそれぞれ ffxxyy に関する偏微分を表します。
まず、f(x,y)=xx+yf(x, y) = \frac{x}{x+y} の偏微分を計算します。
fx=(x+y)(1)x(1)(x+y)2=y(x+y)2f_x = \frac{(x+y)(1) - x(1)}{(x+y)^2} = \frac{y}{(x+y)^2}
fy=(x+y)(0)x(1)(x+y)2=x(x+y)2f_y = \frac{(x+y)(0) - x(1)}{(x+y)^2} = \frac{-x}{(x+y)^2}
次に、点 (2,1)(-2, 1) における偏微分の値を計算します。
fx(2,1)=1(2+1)2=11=1f_x(-2, 1) = \frac{1}{(-2+1)^2} = \frac{1}{1} = 1
fy(2,1)=(2)(2+1)2=21=2f_y(-2, 1) = \frac{-(-2)}{(-2+1)^2} = \frac{2}{1} = 2
したがって、接平面の方程式は次のようになります。
z2=1(x(2))+2(y1)z - 2 = 1(x - (-2)) + 2(y - 1)
z2=x+2+2y2z - 2 = x + 2 + 2y - 2
z=x+2y+2z = x + 2y + 2

3. 最終的な答え

接平面の方程式は z=x+2y+2z = x + 2y + 2 です。
または、
x+2yz+2=0x + 2y - z + 2 = 0

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