(1) 関数 $f(x) = \frac{2}{3} \cos^2 x + \frac{2}{3} \cos 2x - \frac{1}{3}$ を、$x^2$ の項までマクローリン展開した関数を求めます。ここで、$-\pi \le x \le \pi$ です。 (2) 関数 $g(x) = 2x^2 + \frac{2}{3} \cos^2 x + \frac{2}{3} \cos 2x - \frac{4}{3}$ の増減・極値を調べ、最大値、最小値、およびそのときの $x$ の値を求めます。ここで、$-\pi \le x \le \pi$ です。
2025/8/3
以下に問題の解答を示します。
1. 問題の内容
(1) 関数 を、 の項までマクローリン展開した関数を求めます。ここで、 です。
(2) 関数 の増減・極値を調べ、最大値、最小値、およびそのときの の値を求めます。ここで、 です。
2. 解き方の手順
(1) のマクローリン展開を の項まで求める。
のマクローリン展開は、 なので、 の項まで考えると となります。
したがって、
よって、
(2) の増減・極値、最大値、最小値を求める。
まず、 を用いて式を整理します。
を解くのは難しいので、増減表を作成し、端点での値を調べる。
のとき、
のとき、
のとき、
なので、は極値の候補である。
.
,
のとき、
,
,
,
, ,
,
が小さいとき、等しいから、近傍で.
で最大、.
で最大、.
で極小、.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
増減表: (省略、計算が複雑なため)
最大値: ( のとき)
最小値: ( のとき)