(1)~(5)に示すデータの測定尺度を、A. 比率データ、B. 間隔データ、C. 順位データ、D. カテゴリデータの中から選び、A~Dの記号で答える。

確率論・統計学統計仮説検定信頼区間母分散Z分布データ分析
2025/8/3
## 問題の解答
### 問1

1. **問題の内容**

(1)~(5)に示すデータの測定尺度を、A. 比率データ、B. 間隔データ、C. 順位データ、D. カテゴリデータの中から選び、A~Dの記号で答える。

2. **解き方の手順**

それぞれのデータの種類を検討する。
* (1) 温度(摂氏):間隔データ(絶対零度がない)
* (2) 質量:比率データ(絶対零度がある)
* (3) 血液型:カテゴリデータ(名義尺度)
* (4) 満足度:順位データ(順序に意味がある)
* (5) 長さ:比率データ(絶対零度がある)

3. **最終的な答え**

(1) B, (2) A, (3) D, (4) C, (5) A
### 問2

1. **問題の内容**

ある標本から母分散σ2\sigma^2の信頼区間を推定したい。そのために使用する確率分布として適切なものをA. ポアソン分布、B. t分布、C. F分布、D. χ2\chi^2分布の中から選び、A~Dの記号で答える。

2. **解き方の手順**

母分散の信頼区間を推定する際に使用する確率分布を考える。母分散の信頼区間は、カイ二乗分布 (χ2\chi^2分布) を用いて計算される。

3. **最終的な答え**

D
### 問3

1. **問題の内容**

「第二種の過誤」の説明として適切なものをA. 計算ミスによる誤り、B. 設定した対立仮説が間違っていること、C. 帰無仮説が誤っているにもかかわらず受容すること、D. 帰無仮説が正しいにもかかわらず棄却することの中から選び、A~Dの記号で答える。

2. **解き方の手順**

仮説検定における第一種の過誤と第二種の過誤の意味を理解する。
* 第一種の過誤:帰無仮説が正しいのに、棄却してしまう誤り。
* 第二種の過誤:帰無仮説が誤っているのに、受容してしまう誤り。

3. **最終的な答え**

C
### 問4

1. **問題の内容**

北見市のある酪農家が搾乳中のホルスタイン12頭の乳量を調べたところ、1頭あたりの平均乳量は20.0リットルであった。また、1頭あたりの乳量の母分散は40.0リットル2^2と分かっているものとする。この酪農家が飼養しているホルスタイン1頭あたりの乳量の母平均μ\mu (リットル) を信頼係数95%で推定したときのμ\muの範囲を求める。信頼限界は小数第1位まで求める。

2. **解き方の手順**

母分散が既知であるため、Z分布を用いる。信頼区間の公式は以下の通り。
xˉ±zα/2σn\bar{x} \pm z_{\alpha/2} \frac{\sigma}{\sqrt{n}}
ここで、
* xˉ\bar{x}:標本平均 = 20.0
* σ2\sigma^2:母分散 = 40.0 なので、σ\sigma:母標準偏差 = 40.06.325\sqrt{40.0} \approx 6.325
* nn:標本サイズ = 12
* zα/2z_{\alpha/2}:信頼係数95%に対応するZ値 = 1.96 (一般的に用いられる値)
これらの値を公式に代入する。
20.0±1.96×40.01220.0 \pm 1.96 \times \frac{\sqrt{40.0}}{\sqrt{12}}
20.0±1.96×6.3253.46420.0 \pm 1.96 \times \frac{6.325}{3.464}
20.0±1.96×1.82620.0 \pm 1.96 \times 1.826
20.0±3.5820.0 \pm 3.58
したがって、信頼区間は、20.03.5820.0 - 3.58 から 20.0+3.5820.0 + 3.58 となる。

3. **最終的な答え**

1

6. 4 リットル から 23.6 リットル

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