定積分 $\int_{1}^{9} \sqrt{x} \, dx$ を計算してください。

解析学定積分積分積分計算
2025/8/3

1. 問題の内容

定積分 19xdx\int_{1}^{9} \sqrt{x} \, dx を計算してください。

2. 解き方の手順

まず、x\sqrt{x}x12x^{\frac{1}{2}} と書き換えます。
19x12dx\int_{1}^{9} x^{\frac{1}{2}} \, dx
次に、x12x^{\frac{1}{2}} の不定積分を計算します。不定積分の公式 xndx=xn+1n+1+C\int x^n \, dx = \frac{x^{n+1}}{n+1} + C を用いると、
x12dx=x12+112+1+C=x3232+C=23x32+C\int x^{\frac{1}{2}} \, dx = \frac{x^{\frac{1}{2} + 1}}{\frac{1}{2} + 1} + C = \frac{x^{\frac{3}{2}}}{\frac{3}{2}} + C = \frac{2}{3} x^{\frac{3}{2}} + C
したがって、
19x12dx=[23x32]19\int_{1}^{9} x^{\frac{1}{2}} \, dx = \left[ \frac{2}{3} x^{\frac{3}{2}} \right]_{1}^{9}
定積分の定義より、
[23x32]19=23(932)23(132)\left[ \frac{2}{3} x^{\frac{3}{2}} \right]_{1}^{9} = \frac{2}{3} (9^{\frac{3}{2}}) - \frac{2}{3} (1^{\frac{3}{2}})
932=(912)3=33=279^{\frac{3}{2}} = (9^{\frac{1}{2}})^3 = 3^3 = 27
132=11^{\frac{3}{2}} = 1
23(27)23(1)=54323=523\frac{2}{3} (27) - \frac{2}{3} (1) = \frac{54}{3} - \frac{2}{3} = \frac{52}{3}

3. 最終的な答え

523\frac{52}{3}

「解析学」の関連問題

関数 $y = \frac{\log x}{x^2}$ の極値を求める問題です。

微分極値対数関数
2025/8/3

関数 $y = \cos^2(5x+2)$ の導関数 $y'$ を求める問題です。

導関数三角関数合成関数の微分微分
2025/8/3

与えられた連立微分方程式の一般解を求める問題です。二つの問題があります。 (1) $\begin{cases} \frac{dx}{dt} = 4y - \cos t \\ \frac{dy}{dt}...

微分方程式連立微分方程式線形微分方程式一般解特性方程式
2025/8/3

問題は、$\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$, $\cos \theta = -\frac{1}{\sqrt{2}}$, $\tan \theta = \sqrt{3}...

三角関数三角方程式一般解周期
2025/8/3

与えられた数学の問題は、以下の4つです。 (1) 関数 $\frac{1}{g}$ の微分を、商の微分公式の確認として、$g(x)$ と $g(x+\Delta x)$ を用いて表す。 (2) $y ...

微分チェインルール最適化積分微分公式
2025/8/3

与えられた文章の空欄「あ」から「さ」に当てはまる適切な数値、数式、または言葉を答える問題です。内容は、3次関数、対数関数・逆三角関数の平均値の定理、テイラーの定理(ラグランジュの剰余項)に関する穴埋め...

3次関数対数関数逆三角関数平均値の定理テイラーの定理ラグランジュの剰余項
2025/8/3

関数 $f(x)$ と $g(x) = \sqrt{x}$ が互いに逆関数であるとき、以下の手順に従って $g(x)$ の導関数を求める。 (1) $f(x)$ を答えなさい。(理由は不要) (2) ...

逆関数導関数微分合成関数
2025/8/3

与えられた関数 $f(x) = xe^x$ のグラフの概形を増減表に基づいて考察する問題です。特に、x=-3付近でのグラフの増減と凹凸の様子を図示し、x=-2が変曲点である理由を説明します。

関数のグラフ増減凹凸微分指数関数変曲点
2025/8/3

垂直に上昇するエレベーターの高さ $H(t)$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $\frac{\Delta H}{\Delta t}$ は何を表すか。 (2) $\Delta H$ と...

導関数極限微分速度
2025/8/3

不定積分 $\int \frac{x^4 - 2x^3 - 3x^2 + 13x + 6}{x^3 - x^2 - 8x + 12} dx$ を求める問題です。

不定積分部分分数分解有理関数積分
2025/8/3