円と直線が共有点を持つ条件は、円の中心と直線の距離が円の半径以下であることです。
円 x2+y2=1 の中心は原点(0, 0)であり、半径は1です。 直線 y=mx+2 は mx−y+2=0 と変形できます。 点(0, 0)と直線 mx−y+2=0 の距離 d は、点と直線の距離の公式より d=m2+(−1)2∣m⋅0−0+2∣=m2+12 円と直線が共有点を持つためには、d≤1 である必要があります。 したがって、
m2+12≤1 両辺を2乗すると
m2+14≤1 両辺に m2+1 をかけると(m2+1は常に正であるから不等号の向きは変わらない) 4≤m2+1 したがって、m≤−3 または m≥3 次に、円と直線が接する場合を考えます。接する場合は、d=1 となります。 m2+12=1 両辺を2乗すると
m2+14=1 m=±3 m=3 のとき、直線は y=3x+2 です。これを円の方程式に代入すると、 x2+(3x+2)2=1 x2+3x2+43x+4=1 4x2+43x+3=0 (2x+3)2=0 x=−23 y=3⋅(−23)+2=−23+2=21 接点の座標は (−23,21) m=−3 のとき、直線は y=−3x+2 です。これを円の方程式に代入すると、 x2+(−3x+2)2=1 x2+3x2−43x+4=1 4x2−43x+3=0 (2x−3)2=0 x=23 y=−3⋅23+2=−23+2=21 接点の座標は (23,21)