テキストp95の問題3を解く。問題は以下の3つ: (1) 水面の円の半径を求める。 (2) 容器に入っている水の体積を求める。 (3) この水の体積は、容器の容積の何分のいくつになるかを求める。 与えられた図は、上が直径12cmの円、下の直径12cmの円、高さ8cmの水の入った容器と、全体の高さ12cmの円錐台の図である。

幾何学体積円錐台相似
2025/8/3

1. 問題の内容

テキストp95の問題3を解く。問題は以下の3つ:
(1) 水面の円の半径を求める。
(2) 容器に入っている水の体積を求める。
(3) この水の体積は、容器の容積の何分のいくつになるかを求める。
与えられた図は、上が直径12cmの円、下の直径12cmの円、高さ8cmの水の入った容器と、全体の高さ12cmの円錐台の図である。

2. 解き方の手順

(1) 水面の円の半径を求める。
容器の形状は円錐台なので、水面は円となる。相似な三角形の比を利用して水面の円の半径を求める。
全体の高さは12cmで、水の高さは8cmである。
水が入っていない部分は12cm - 8cm = 4cmである。
上部の円錐と全体の円錐台は相似である。
小さい円錐の半径を rr とすると、相似比は 4:12=1:34:12 = 1:3 なので、
r:6=1:3r : 6 = 1:3
3r=63r = 6
r=2r = 2 cm
水面の円の半径は2cmである。
(2) 容器に入っている水の体積を求める。
水の体積は、全体の円錐台の体積から、水が入っていない上部の円錐の体積を引けばよい。
全体の円錐台の体積 VV_全体 は、
V=13πh(R2+r2+Rr)V_全体 = \frac{1}{3}\pi h (R^2 + r^2 + Rr)
R=6R = 6 cm, r=6r = 6 cm, h=12h = 12 cm ←台形ではないので、上底と下底の半径は同じです
V=13π(12)(62+62+66)V_全体 = \frac{1}{3} \pi (12) (6^2 + 6^2 + 6*6) ←円柱の体積の間違いです。体積は、底面積 × 高さ
V=π(12)(36)V_全体 = \pi (12) (36) ← 間違いです。
V=π(12)(36)=432πV_全体 = \pi (12) (36) = 432\pi ←間違いです。
V=(底面積)×(高さ)=πr2h=π6212=π3612=432πcm3V_全体 = (底面積) \times (高さ) = \pi r^2 h = \pi * 6^2 *12 = \pi * 36 * 12 = 432 \pi cm^3 ← 円柱でした。
水が入っていない上部の円錐の体積 VV_上 は、
V=13πr2hV_上 = \frac{1}{3} \pi r^2 h
r=2r = 2 cm, h=4h = 4 cm
V=13π(22)(4)=163πV_上 = \frac{1}{3} \pi (2^2) (4) = \frac{16}{3}\pi
水の体積 VV_水 は、
V=VV=432π163π=1296π16π3=12803πV_水 = V_全体 - V_上 = 432\pi - \frac{16}{3}\pi = \frac{1296\pi - 16\pi}{3} = \frac{1280}{3}\pi
(3) この水の体積は、容器の容積の何分のいくつになるか。
VV=12803π432π=12803×432=12801296=320324=8081\frac{V_水}{V_全体} = \frac{\frac{1280}{3}\pi}{432\pi} = \frac{1280}{3 \times 432} = \frac{1280}{1296} = \frac{320}{324} = \frac{80}{81}

3. 最終的な答え

(1) 水面の円の半径:2cm
(2) 容器に入っている水の体積:12803π\frac{1280}{3}\pi cm3^3
(3) 水の体積は容器の容積の 8081\frac{80}{81} である。

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