円Oの周上に2点A, Bがあり、線分ABは円Oの直径である。直線$l$は円Oに接し、その接点をCとする。直線$l$とACのなす角が$72^\circ$のとき、$\angle BAC$を求める。

幾何学接線角度円周角の定理三角形
2025/8/4

1. 問題の内容

円Oの周上に2点A, Bがあり、線分ABは円Oの直径である。直線llは円Oに接し、その接点をCとする。直線llとACのなす角が7272^\circのとき、BAC\angle BACを求める。

2. 解き方の手順

まず、円の接線に関する性質を利用する。円の接線と、接点を通る半径は垂直に交わる。したがって、OCA=90\angle OCA = 90^\circである。
次に、直線llとACのなす角が7272^\circであることから、ACO=72\angle ACO = 72^\circである。
BAC\angle BACを求めるために、ACB\angle ACBについて考える。ABは円Oの直径であるから、ACB\angle ACBは円周角の定理より9090^\circである。
三角形の内角の和は180180^\circなので、ABC\triangle ABCにおいて、
BAC+ACB+ABC=180\angle BAC + \angle ACB + \angle ABC = 180^\circ が成り立つ。
BAC=180ACBABC=18090ABC=90ABC\angle BAC = 180^\circ - \angle ACB - \angle ABC = 180^\circ - 90^\circ - \angle ABC = 90^\circ - \angle ABCとなる。
また、OAC\triangle OACにおいて、OA = OC(半径)であるから、OAC\triangle OACは二等辺三角形である。したがって、OAC=OCA\angle OAC = \angle OCAである。
OCA=90\angle OCA = 90^\circと直線llとのなす角が7272^\circより、90ACO=7290^\circ - \angle ACO = 72^\circ
ACO=72\angle ACO = 72^\circ
BAC+ACO=90\angle BAC + \angle ACO = 90^\circが成り立つ。
BAC=90ACB\angle BAC = 90^\circ - \angle ACB
ABC=180BAC90\angle ABC = 180^\circ - \angle BAC - 90^\circ
ACB=90\angle ACB = 90^\circ
BCA+lCA=90\angle BCA + \angle lCA = 90^\circ より、lCA=72\angle lCA = 72^\circ
BAC=9072=18\angle BAC = 90^\circ - 72^\circ = 18^\circ

3. 最終的な答え

18°

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