直線 $x - 2y = 4$ と $x$ 軸との交点を A、$y$ 軸との交点を B とする。$y$ 軸上に点 C(0, 4) があり、線分 AB 上に点 P がある。直線 CP と $x$ 軸との交点を Q とする。 (1) 2 点 A, C を通る直線の式を求めよ。 (2) $\triangle COQ = \triangle AQP$ となるとき、点 P の座標を求めよ。

幾何学座標平面直線三角形交点連立方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

直線 x2y=4x - 2y = 4xx 軸との交点を A、yy 軸との交点を B とする。yy 軸上に点 C(0, 4) があり、線分 AB 上に点 P がある。直線 CP と xx 軸との交点を Q とする。
(1) 2 点 A, C を通る直線の式を求めよ。
(2) COQ=AQP\triangle COQ = \triangle AQP となるとき、点 P の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) まず、点 A の座標を求める。直線 x2y=4x - 2y = 4xx 軸の交点なので、y=0y = 0 を代入すると、x=4x = 4。したがって、点 A の座標は (4, 0) である。点 C の座標は (0, 4) である。
2 点 (4, 0), (0, 4) を通る直線の式を y=mx+cy = mx + c とおく。
(4, 0) を通るので、0=4m+c0 = 4m + c
(0, 4) を通るので、4=0m+c4 = 0m + c
したがって、c=4c = 4 であり、0=4m+40 = 4m + 4 より、m=1m = -1
よって、直線 AC の式は y=x+4y = -x + 4
(2) 点 P は直線 x2y=4x - 2y = 4 上にあるので、点 P の座標を (xP,yP)(x_P, y_P) とすると、xP2yP=4x_P - 2y_P = 4 が成り立つ。つまり、xP=2yP+4x_P = 2y_P + 4
点 P は直線 y=x+4y = -x + 4 上にもあるので、yP=xP+4y_P = -x_P + 4
これらを連立させて、xP=2(xP+4)+4x_P = 2(-x_P + 4) + 4
xP=2xP+8+4x_P = -2x_P + 8 + 4
3xP=123x_P = 12
xP=4x_P = 4
yP=4+4=0y_P = -4 + 4 = 0
点 P の座標は (4, 0) となるが、この場合は A と一致するので条件を満たさない。
点 P は直線 x2y=4x - 2y = 4 上にある。点 C(0,4) と点 P を通る直線を考える。点Qは直線CPとx軸の交点なので、y=0である。COQ=AQP\triangle COQ = \triangle AQP という条件より、線分 OQ と線分 AQ の長さが等しい必要がある。なぜなら、二つの三角形の高さが等しいからである。したがって、点 Q は線分 OA の中点となり、点 Q の座標は (2, 0) である。
直線 CP の傾きを m とすると、直線 CP の式は y=m(x2)y = m(x - 2) と表せる。この直線が点 C(0, 4) を通るので、4=m(02)4 = m(0 - 2)。したがって、m=2m = -2
直線 CP の式は y=2(x2)=2x+4y = -2(x - 2) = -2x + 4 である。点 P は直線 x2y=4x - 2y = 4 上にもあるので、
x2(2x+4)=4x - 2(-2x + 4) = 4
x+4x8=4x + 4x - 8 = 4
5x=125x = 12
x=125x = \frac{12}{5}
y=2(125)+4=245+205=45y = -2(\frac{12}{5}) + 4 = -\frac{24}{5} + \frac{20}{5} = -\frac{4}{5}
したがって、点 P の座標は (125,45)(\frac{12}{5}, -\frac{4}{5}) である。

3. 最終的な答え

(1) y=x+4y = -x + 4
(2) (125,45)(\frac{12}{5}, -\frac{4}{5})

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