(1) PA+PB+PC=0 について この式は、点Pが三角形ABCの重心Gと一致することを意味します。三角形ABCの重心Gの座標は、各頂点の座標の平均を取ることで求められます。
G=(33+6+0,30+0+6)=(3,2) したがって、点Pは点G(3, 2) に一致します。これは円ではなく、点です。この問題の選択肢には、重心G(3,2)を中心とする円があるので、(1)の条件はPA+PB+PC=0ではなく、PA+PB+PC=c (cは定数ベクトル)ではないかと考えられます。 PA+PB+PC=3と解釈した場合、 PG+GA+PG+GB+PG+GC=0 3PG+(GA+GB+GC)=0 3PG=0 PA+PB+PC=30なので、原文のPA+PB+PC=3という条件は、PA+PB+PC=30を意味するものと想定します。したがってPG=0となり、点Pは重心G(3,2)と一致します。 (1)は選択肢の①△ABCの重心G(3, 2)を中心とする半径1の円、ではなく、△ABCの重心G(3, 2)を中心とする半径0の円と解釈できます。しかし、0の円という選択肢はないので、これは問題が不適切であるか、もしくは問題文の解釈が間違っている可能性があります。
(2) AC⋅(3AP−AB)=∣AC∣2 について AP=OP−OA AB=OB−OA AC=OC−OA OA=(3,0),OB=(6,0),OC=(0,6) AB=(3,0−0)=(3,0);AC=(0−3,6−0)=(−3,6) ∣AC∣2=(−3)2+62=9+36=45 OP=(x,y)とすると、AP=(x−3,y) AC⋅(3AP−AB)=(−3,6)⋅(3(x−3,y)−(3,0))=(−3,6)⋅(3x−9−3,3y)=(−3,6)⋅(3x−12,3y)=−3(3x−12)+6(3y)=−9x+36+18y=45 −9x+18y=45−36=9 −x+2y=1 x−2y+1=0