円Oの直径ABは7であり、円周上に点CとDがある。線分ABとCDの交点をPとする。CP=2、DP=3であるとき、OPの長さを求めよ。

幾何学方べきの定理直径交点
2025/8/4

1. 問題の内容

円Oの直径ABは7であり、円周上に点CとDがある。線分ABとCDの交点をPとする。CP=2、DP=3であるとき、OPの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、方べきの定理を利用する。円Oにおいて、点Pから線分CDとABが交わっているので、
CPDP=APBPCP \cdot DP = AP \cdot BP
という関係が成り立つ。問題文より、CP=2CP = 2DP=3DP = 3なので、
23=APBP2 \cdot 3 = AP \cdot BP
6=APBP6 = AP \cdot BP
次に、円Oの半径をrrとすると、AB=2r=7AB = 2r = 7なので、r=72r = \frac{7}{2}である。円の中心Oから点Aまでの長さは半径に等しいので、OA=72OA = \frac{7}{2}である。
AP=OAOP=72OPAP = OA - OP = \frac{7}{2} - OP
BP=OB+OP=72+OPBP = OB + OP = \frac{7}{2} + OP
したがって、
APBP=(72OP)(72+OP)=(72)2OP2=494OP2AP \cdot BP = (\frac{7}{2} - OP)(\frac{7}{2} + OP) = (\frac{7}{2})^2 - OP^2 = \frac{49}{4} - OP^2
これが6に等しいので、
494OP2=6\frac{49}{4} - OP^2 = 6
OP2=4946=494244=254OP^2 = \frac{49}{4} - 6 = \frac{49}{4} - \frac{24}{4} = \frac{25}{4}
OP=254=52OP = \sqrt{\frac{25}{4}} = \frac{5}{2}

3. 最終的な答え

OPの長さは52\frac{5}{2}です。

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