与えられた問題は以下の通りです。 (1) 放物線 $y = x^2 - 2x + 1$ を $x$ 軸方向に $-2$, $y$ 軸方向に $3$ だけ平行移動した放物線の方程式を求めよ。 (2) 放物線 $y = x^2 - 2x + 1$ を $y$ 軸に関して対称移動した放物線の方程式を求めよ。 (3) 頂点が $(2, 6)$ をとり、点 $(4, -2)$ を通る放物線の方程式を求めよ。 (4) 3点 $(-1, 0), (3, 0), (0, 6)$ を通る放物線の方程式を求めよ。

代数学二次関数放物線平行移動対称移動方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

与えられた問題は以下の通りです。
(1) 放物線 y=x22x+1y = x^2 - 2x + 1xx 軸方向に 2-2, yy 軸方向に 33 だけ平行移動した放物線の方程式を求めよ。
(2) 放物線 y=x22x+1y = x^2 - 2x + 1yy 軸に関して対称移動した放物線の方程式を求めよ。
(3) 頂点が (2,6)(2, 6) をとり、点 (4,2)(4, -2) を通る放物線の方程式を求めよ。
(4) 3点 (1,0),(3,0),(0,6)(-1, 0), (3, 0), (0, 6) を通る放物線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 平行移動
xx 軸方向に 2-2 だけ平行移動するには xxx+2x + 2 で置き換え、yy 軸方向に 33 だけ平行移動するには yyy3y - 3 で置き換えます。
したがって、求める放物線の方程式は
y3=(x+2)22(x+2)+1y - 3 = (x + 2)^2 - 2(x + 2) + 1
y=(x2+4x+4)2x4+1+3y = (x^2 + 4x + 4) - 2x - 4 + 1 + 3
y=x2+2x+4y = x^2 + 2x + 4
(2) yy 軸に関する対称移動
yy 軸に関して対称移動するには、xxx-x で置き換えます。
したがって、求める放物線の方程式は
y=(x)22(x)+1y = (-x)^2 - 2(-x) + 1
y=x2+2x+1y = x^2 + 2x + 1
(3) 頂点が (2,6)(2, 6) をとり、点 (4,2)(4, -2) を通る放物線
頂点が (2,6)(2, 6) であるから、放物線の方程式は
y=a(x2)2+6y = a(x - 2)^2 + 6 と表せます。
(4,2)(4, -2) を通るから、これを代入すると
2=a(42)2+6-2 = a(4 - 2)^2 + 6
2=4a+6-2 = 4a + 6
4a=84a = -8
a=2a = -2
したがって、求める放物線の方程式は
y=2(x2)2+6y = -2(x - 2)^2 + 6
y=2(x24x+4)+6y = -2(x^2 - 4x + 4) + 6
y=2x2+8x8+6y = -2x^2 + 8x - 8 + 6
y=2x2+8x2y = -2x^2 + 8x - 2
(4) 3点 (1,0),(3,0),(0,6)(-1, 0), (3, 0), (0, 6) を通る放物線
放物線の方程式を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおきます。
3点 (1,0),(3,0),(0,6)(-1, 0), (3, 0), (0, 6) を通るから、それぞれ代入すると
ab+c=0a - b + c = 0
9a+3b+c=09a + 3b + c = 0
c=6c = 6
したがって、
ab+6=0a - b + 6 = 0
9a+3b+6=09a + 3b + 6 = 0
ab=6a - b = -6
3a+b=23a + b = -2
これらの式を足し合わせると
4a=84a = -8
a=2a = -2
ab=6a - b = -6 に代入して
2b=6-2 - b = -6
b=4b = 4
したがって、求める放物線の方程式は
y=2x2+4x+6y = -2x^2 + 4x + 6

3. 最終的な答え

(1) y=x2+2x+4y = x^2 + 2x + 4
(2) y=x2+2x+1y = x^2 + 2x + 1
(3) y=2x2+8x2y = -2x^2 + 8x - 2
(4) y=2x2+4x+6y = -2x^2 + 4x + 6

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