まず、放物線(1)上の点(t,−t2+4t)における接線を求める。 y=−x2+4xを微分すると、 y′=−2x+4 点(t,−t2+4t)における接線の方程式は、 y−(−t2+4t)=(−2t+4)(x−t) y=(−2t+4)x−t2+4t+t2 y=(−2t+4)x+t2 この接線が点(0, 9)を通るので、
9=(−2t+4)(0)+t2 y=(−2(3)+4)x+9 y=−2x+9 t=−3のとき、接線の方程式は y=(−2(−3)+4)x+9 y=10x+9 したがって、(2)はy=10x+9、(3)はy=−2x+9となる。 次に、放物線(1)と接線(2)の交点を求める。
−x2+4x=10x+9 x2+6x+9=0 (x+3)2=0 交点の座標は(−3,−21) 次に、放物線(1)と接線(3)の交点を求める。
−x2+4x=−2x+9 x2−6x+9=0 (x−3)2=0 求める面積は、∫−33(−x2+4x−(1/2)(10x−(−2x))−9)dx=∫−33(−x2−6x)dx. ただし、放物線と2接線で囲まれる面積は、積分区間を[-3, 3]として、放物線から2接線の平均を引いて積分する、という考え方で計算してみた。
上記の積分は、
[−31x3−3x2]−33=(−31(3)3−3(3)2)−(−31(−3)3−3(−3)2)=(−9−27)−(9−27)=−36−(−18)=−18 面積なので、絶対値をとって18とした。
放物線(1)と接線(2)(3)で囲まれた部分の面積は、S=∫−30(−x2+4x−(10x+9))dx+∫03(−x2+4x−(−2x+9))dx S=∫−30(−x2−6x−9)dx+∫03(−x2+6x−9)dx S=[−31x3−3x2−9x]−30+[−31x3+3x2−9x]03 S=(0)−(−31(−27)−3(9)−9(−3))+(−31(27)+3(9)−9(3))−(0) S=−(9−27+27)+(−9+27−27)=−9−9=−18 面積なので、絶対値をとると18となる。