$f(\theta) = \sin\theta - \sqrt{3}\cos\theta$の最大値と最小値を$-\pi \le \theta \le \pi$の範囲で求めよ。
2025/8/4
## 問題の回答
以下に問題の回答を示します。
### 問題1
1. 問題の内容
の最大値と最小値をの範囲で求めよ。
2. 解き方の手順
* 三角関数の合成を行う。
* より、
* 関数の最大値は、最小値はとなる。
* のとき最大値となる。このとき、で、を満たす。
* のとき。
で最小値となる。このとき、を満たす。
* 区間の端点での値を考慮。
のとき。
のとき。
これより最小値は。
3. 最終的な答え
最大値:
最小値:
### 問題2
1. 問題の内容
不等式 を の範囲で解け。
2. 解き方の手順
* 倍角の公式 を用いて式を書き換える。
* とおくと、
* に戻すと、
* の範囲で となるのは 。 よって、 は
* となるのは 。 よって、 は
* 上記より、に注意すると、
または
3. 最終的な答え
### 問題3
1. 問題の内容
関数 において、 とおく。 を の式で表すとき、次の問いに答えよ。ただし とする。
(1) のとり得る値の範囲を求めよ。
(2) の最小値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
*
* より
* の範囲は
* よって、
つまり、
(2)
*
* より
*
*
* より、
* の範囲は 。
* のとき
* のとき
* のとき
* したがって、最小値は
3. 最終的な答え
(1)
(2)
### 問題4
1. 問題の内容
のとき、以下の問いに答えよ。
(1) の値を求めよ。
(2) の値を求めよ。
(3) の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
*
*
*
*
*
(2)
*
*
(3)
*
*
*
*
*
ここでの絶対値を、偏角をとすると
よって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
### 問題5
行列の問題は計算が複雑なので省略します。
### 問題6
1. 問題の内容
次の式で与えられる直線または曲線を表すグラフを、原点を中心として反時計回りにだけ回転させた関数を求めよ。
(1) 直線:
(2) 放物線:
(3) 円:
2. 解き方の手順
回転行列を考える。反時計回りに回転させる行列は、
のとき、
回転前の点を、回転後の点をとすると、
よって、
これから、
(1)
に代入する。
(2)
に代入する。
(3)
に代入する。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)