$f(x) = x^2 + ax - 2a + 6$ の $x \geq 0$ における最小値を求める問題です。最小値は $a$ の値によって場合分けされます。さらに、$f(x)$ の $x \geq 0$ における最小値が1となるときの $a$ の値を求めます。

代数学二次関数最大・最小場合分け平方完成
2025/8/4

1. 問題の内容

f(x)=x2+ax2a+6f(x) = x^2 + ax - 2a + 6x0x \geq 0 における最小値を求める問題です。最小値は aa の値によって場合分けされます。さらに、f(x)f(x)x0x \geq 0 における最小値が1となるときの aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) を平方完成します。
f(x)=x2+ax2a+6=(x+a2)2a242a+6f(x) = x^2 + ax - 2a + 6 = (x + \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{4} - 2a + 6
軸は x=a2x = -\frac{a}{2} です。
(i) a20 -\frac{a}{2} \geq 0 、つまり a0 a \leq 0 のとき、 x0x \geq 0f(x)f(x) は増加関数なので、x=0x = 0 で最小値をとります。
最小値は f(0)=2a+6f(0) = -2a + 6 です。
(ii) a2<0 -\frac{a}{2} < 0 、つまり a>0 a > 0 のとき、x=a2x = -\frac{a}{2} で最小値をとります。
最小値は f(a2)=a242a+6f(-\frac{a}{2}) = - \frac{a^2}{4} - 2a + 6 です。
次に、f(x)f(x) の最小値が1となるときの aa の値を求めます。
(i) a0a \leq 0 のとき、2a+6=1-2a + 6 = 1 より、2a=52a = 5 なので a=52a = \frac{5}{2} です。しかし、a0a \leq 0 なので、これは不適です。
(ii) a>0a > 0 のとき、a242a+6=1-\frac{a^2}{4} - 2a + 6 = 1 より、a2+8a20=0a^2 + 8a - 20 = 0 となります。
(a+10)(a2)=0(a + 10)(a - 2) = 0 より、a=10,2a = -10, 2 です。a>0a > 0 なので、a=2a = 2 です。
よって、
ア:0
イ:4
ウ:2
エ:a24\frac{a^2}{4}
ク:2
ケ:1

3. 最終的な答え

a0a \leq 0 のとき、最小値は2a+6-2a + 6
a0a \geq 0 のとき、最小値はa242a+6-\frac{a^2}{4} - 2a + 6
a=21a=\frac{2}{1}

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