Aさんは家から2400m離れた図書館へ行く途中で文具店に立ち寄った。グラフは、Aさんが出発してからの時間 $x$ 分後の家からの距離 $y$ mを表している。 (1) 文具店に立ち寄るまでのAさんの速さを求める。 (2) $30 \leq x \leq 42$ のとき、$y$ を $x$ の式で表す。 (3) Aさんの兄が、Aさんが出発してから20分後に図書館を出発し、分速60mで家に向かったとき、2人が出会うのはAさんが出発してから何分何秒後か求める。

代数学一次関数グラフ速さ方程式文章問題
2025/8/4

1. 問題の内容

Aさんは家から2400m離れた図書館へ行く途中で文具店に立ち寄った。グラフは、Aさんが出発してからの時間 xx 分後の家からの距離 yy mを表している。
(1) 文具店に立ち寄るまでのAさんの速さを求める。
(2) 30x4230 \leq x \leq 42 のとき、yyxx の式で表す。
(3) Aさんの兄が、Aさんが出発してから20分後に図書館を出発し、分速60mで家に向かったとき、2人が出会うのはAさんが出発してから何分何秒後か求める。

2. 解き方の手順

(1) Aさんが文具店に立ち寄るまでの時間は20分で、その距離は1200mである。速さは距離を時間で割れば求まる。
速さ=距離時間\text{速さ} = \frac{\text{距離}}{\text{時間}}
速さ=120020=60\text{速さ} = \frac{1200}{20} = 60
(2) 30x4230 \leq x \leq 42 の範囲では、yyxx の一次関数となる。グラフから2点(30,1200)(30, 1200)(42,2400)(42, 2400)を通ることがわかる。
傾き aa は、
a=240012004230=120012=100a = \frac{2400 - 1200}{42 - 30} = \frac{1200}{12} = 100
よって、y=100x+by = 100x + b と表せる。点(30,1200)(30, 1200)を代入すると、
1200=100×30+b1200 = 100 \times 30 + b
1200=3000+b1200 = 3000 + b
b=1800b = -1800
したがって、y=100x1800y = 100x - 1800
(3) Aさんの兄が出発する時間は、Aさんが出発してから20分後である。兄の速さは分速60mである。
兄の進む距離を yy_{\text{兄}}、Aさんの進む距離を yAy_{\text{A}} とする。
Aさんが出発してからの時間を xx 分とする。
兄が出発してからの時間は x20x - 20 分なので、
y=240060(x20)=240060x+1200=360060xy_{\text{兄}} = 2400 - 60(x - 20) = 2400 - 60x + 1200 = 3600 - 60x
Aさんの進む距離は、yA=100x1800y_{\text{A}} = 100x - 1800
2人が出会うとき、y=yAy_{\text{兄}} = y_{\text{A}}となる。
360060x=100x18003600 - 60x = 100x - 1800
5400=160x5400 = 160x
x=5400160=54016=2708=1354=33.75x = \frac{5400}{160} = \frac{540}{16} = \frac{270}{8} = \frac{135}{4} = 33.75
0.750.75分は、0.75×60=450.75 \times 60 = 45 秒なので、33分45秒後となる。

3. 最終的な答え

(1) 分速60m
(2) y=100x1800y = 100x - 1800
(3) 33分45秒後

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