15以下の自然数の集合を全体集合Uとする。 3の倍数の集合をA、4の倍数の集合をBとする。 (1) $A \cap B$ (2) $A \cup B$ (3) $\overline{A}$ (4) $\overline{B}$ をそれぞれ求めよ。

離散数学集合集合演算共通部分和集合補集合
2025/8/4

1. 問題の内容

15以下の自然数の集合を全体集合Uとする。
3の倍数の集合をA、4の倍数の集合をBとする。
(1) ABA \cap B
(2) ABA \cup B
(3) A\overline{A}
(4) B\overline{B}
をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、集合AとBを具体的に書き出す。
Aは3の倍数の集合なので、A={3,6,9,12,15}A = \{3, 6, 9, 12, 15\}
Bは4の倍数の集合なので、B={4,8,12}B = \{4, 8, 12\}
全体集合Uは15以下の自然数の集合なので、U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15\}
(1) ABA \cap B は、AとBの両方に含まれる要素の集合である。
AB={12}A \cap B = \{12\}
(2) ABA \cup B は、AまたはBに含まれる要素の集合である。
AB={3,4,6,8,9,12,15}A \cup B = \{3, 4, 6, 8, 9, 12, 15\}
(3) A\overline{A} は、全体集合Uの中でAに含まれない要素の集合である。
A={1,2,4,5,7,8,10,11,13,14}\overline{A} = \{1, 2, 4, 5, 7, 8, 10, 11, 13, 14\}
(4) B\overline{B} は、全体集合Uの中でBに含まれない要素の集合である。
B={1,2,3,5,6,7,9,10,11,13,14,15}\overline{B} = \{1, 2, 3, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 13, 14, 15\}

3. 最終的な答え

(1) AB={12}A \cap B = \{12\}
(2) AB={3,4,6,8,9,12,15}A \cup B = \{3, 4, 6, 8, 9, 12, 15\}
(3) A={1,2,4,5,7,8,10,11,13,14}\overline{A} = \{1, 2, 4, 5, 7, 8, 10, 11, 13, 14\}
(4) B={1,2,3,5,6,7,9,10,11,13,14,15}\overline{B} = \{1, 2, 3, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 13, 14, 15\}

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