連立1次方程式がただ1つの解を持つための必要十分条件は、係数行列の行列式が0でないことです。
与えられた拡大係数行列から、係数行列を取り出すと
A=a−2185−21−2a となります。
この行列式 det(A) を計算します。 det(A)=a5−2−2a−8−21−2a+1−215−2 =a(5a−4)−8(−2a+2)+1(4−5) =5a2−4a+16a−16−1 =5a2+12a−17 連立一次方程式がただ一つの解を持つためには、det(A)=0 である必要があります。 したがって、5a2+12a−17=0 となる a の条件を求めます。 5a2+12a−17=(5a+17)(a−1) よって、5a2+12a−17=0 となるのは a=1 または a=−517 のときです。 したがって、ただ1つの解を持つための必要十分条件は、a=1 かつ a=−517 となります。