直線 $y = 4x + 1$ と楕円 $4x^2 + y^2 = 4$ の交点によってできる弦の中点の座標と長さを求めます。

幾何学楕円直線交点中点座標長さ
2025/4/5

1. 問題の内容

直線 y=4x+1y = 4x + 1 と楕円 4x2+y2=44x^2 + y^2 = 4 の交点によってできる弦の中点の座標と長さを求めます。

2. 解き方の手順

まず、直線 y=4x+1y = 4x + 1 を楕円 4x2+y2=44x^2 + y^2 = 4 に代入して、交点の xx 座標を求めます。
4x2+(4x+1)2=44x^2 + (4x + 1)^2 = 4
4x2+16x2+8x+1=44x^2 + 16x^2 + 8x + 1 = 4
20x2+8x3=020x^2 + 8x - 3 = 0
この2次方程式を解きます。解を x1,x2x_1, x_2 とすると、解の公式より
x=8±824(20)(3)2(20)=8±64+24040=8±30440=8±41940=2±1910x = \frac{-8 \pm \sqrt{8^2 - 4(20)(-3)}}{2(20)} = \frac{-8 \pm \sqrt{64 + 240}}{40} = \frac{-8 \pm \sqrt{304}}{40} = \frac{-8 \pm 4\sqrt{19}}{40} = \frac{-2 \pm \sqrt{19}}{10}
よって、x1=2+1910x_1 = \frac{-2 + \sqrt{19}}{10}, x2=21910x_2 = \frac{-2 - \sqrt{19}}{10} となります。
弦の中点の xx 座標は、交点の xx 座標の平均なので、
xm=x1+x22=2+1910+219102=420=15x_m = \frac{x_1 + x_2}{2} = \frac{\frac{-2 + \sqrt{19}}{10} + \frac{-2 - \sqrt{19}}{10}}{2} = \frac{-4}{20} = -\frac{1}{5}
次に、弦の中点の yy 座標を求めます。
ym=4xm+1=4(15)+1=45+1=15y_m = 4x_m + 1 = 4(-\frac{1}{5}) + 1 = -\frac{4}{5} + 1 = \frac{1}{5}
したがって、弦の中点の座標は (15,15)(-\frac{1}{5}, \frac{1}{5}) です。
最後に弦の長さを求めます。
y1=4x1+1=4(2+1910)+1=8+41910+1=2+2195y_1 = 4x_1 + 1 = 4(\frac{-2 + \sqrt{19}}{10}) + 1 = \frac{-8 + 4\sqrt{19}}{10} + 1 = \frac{2 + 2\sqrt{19}}{5}
y2=4x2+1=4(21910)+1=841910+1=22195y_2 = 4x_2 + 1 = 4(\frac{-2 - \sqrt{19}}{10}) + 1 = \frac{-8 - 4\sqrt{19}}{10} + 1 = \frac{2 - 2\sqrt{19}}{5}
弦の長さ LL は、
L=(x2x1)2+(y2y1)2=(219102+1910)2+(221952+2195)2L = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2} = \sqrt{(\frac{-2 - \sqrt{19}}{10} - \frac{-2 + \sqrt{19}}{10})^2 + (\frac{2 - 2\sqrt{19}}{5} - \frac{2 + 2\sqrt{19}}{5})^2}
L=(21910)2+(4195)2=(195)2+(4195)2=1925+161925=171925=32325=3235L = \sqrt{(\frac{-2\sqrt{19}}{10})^2 + (\frac{-4\sqrt{19}}{5})^2} = \sqrt{(\frac{-\sqrt{19}}{5})^2 + (\frac{-4\sqrt{19}}{5})^2} = \sqrt{\frac{19}{25} + \frac{16 \cdot 19}{25}} = \sqrt{\frac{17 \cdot 19}{25}} = \sqrt{\frac{323}{25}} = \frac{\sqrt{323}}{5}

3. 最終的な答え

弦の中点の座標: (15,15)(-\frac{1}{5}, \frac{1}{5})
弦の長さ: 3235\frac{\sqrt{323}}{5}

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