与えられた方程式 2x−1=ae−x を変形して、 a=(2x−1)ex とする。ここで、f(x)=(2x−1)ex とおき、y=f(x) のグラフを描くことを考える。f(x) のグラフと直線 y=a の交点の個数が、与えられた方程式の実数解の個数に等しい。 f(x)=(2x−1)ex を微分すると、 f′(x)=2ex+(2x−1)ex=(2x+1)ex f′(x)=0 となるのは、2x+1=0 より、x=−21 のときである。 増減表は以下のようになる。
x | ⋯ | −21 | ⋯ ------- | -------- | -------- | --------
f′(x) | − | 0 | + ------- | -------- | -------- | --------
f(x) | ↘ | 極小 | ↗ x=−21 のとき、f(−21)=(2(−21)−1)e−21=(−1−1)e−21=−2e−21=−e2 が極小値である。 次に、limx→∞f(x) と limx→−∞f(x) を求める。 limx→∞(2x−1)ex=∞ limx→−∞(2x−1)ex=limx→−∞e−x2x−1=limx→−∞−e−x2=0 (ロピタルの定理より) よって、y=f(x) のグラフと直線 y=a の交点の個数は、 a<−e2 のとき、0個 a=−e2 のとき、1個 a>−e2 のとき、2個