2次関数 $y = -2x^2$ について、$x = 1$ から $x = 1+h$ までの平均変化率を求める。

解析学二次関数平均変化率微分係数極限
2025/8/4
## Q2

1. 問題の内容

2次関数 y=2x2y = -2x^2 について、x=1x = 1 から x=1+hx = 1+h までの平均変化率を求める。

2. 解き方の手順

平均変化率は、変化の割合なので、
\frac{yの変化量}{xの変化量} = \frac{f(1+h) - f(1)}{(1+h) - 1} = \frac{f(1+h) - f(1)}{h}
で求められる。ここで、f(x)=2x2f(x) = -2x^2 である。
まず、f(1+h)f(1+h) を計算する。
f(1+h) = -2(1+h)^2 = -2(1 + 2h + h^2) = -2 - 4h - 2h^2
次に、f(1)f(1) を計算する。
f(1) = -2(1)^2 = -2
これらを平均変化率の式に代入する。
\frac{f(1+h) - f(1)}{h} = \frac{(-2 - 4h - 2h^2) - (-2)}{h} = \frac{-2 - 4h - 2h^2 + 2}{h} = \frac{-4h - 2h^2}{h}
hh で割ると、
\frac{-4h - 2h^2}{h} = -4 - 2h

3. 最終的な答え

42h-4 - 2h
選択肢の中から該当するものを選ぶと、② 42h-4-2h が答えとなる。
## Q3

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2+3x4f(x) = -x^2 + 3x - 4x=2x = -2 における微分係数 f(2)f'(-2) を定義に従って求める。

2. 解き方の手順

微分係数の定義は、
f'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h}
である。この問題では、a=2a = -2 であるので、
f'(-2) = \lim_{h \to 0} \frac{f(-2+h) - f(-2)}{h}
まず、f(2+h)f(-2+h) を計算する。
f(-2+h) = -(-2+h)^2 + 3(-2+h) - 4 = -(4 - 4h + h^2) - 6 + 3h - 4 = -4 + 4h - h^2 - 6 + 3h - 4 = -14 + 7h - h^2
次に、f(2)f(-2) を計算する。
f(-2) = -(-2)^2 + 3(-2) - 4 = -4 - 6 - 4 = -14
これらを微分係数の式に代入する。
f'(-2) = \lim_{h \to 0} \frac{f(-2+h) - f(-2)}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{(-14 + 7h - h^2) - (-14)}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{-14 + 7h - h^2 + 14}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{7h - h^2}{h}
hh で割ると、
\lim_{h \to 0} \frac{7h - h^2}{h} = \lim_{h \to 0} (7 - h)
h0h \to 0 の極限を取ると、
\lim_{h \to 0} (7 - h) = 7 - 0 = 7

3. 最終的な答え

7
選択肢の中から該当するものを選ぶと、⑤ 7 が答えとなる。

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