関数 $h(t)$ が与えられ、それを用いて定義された関数 $f(x)$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) 不定積分 $\int (x-t) \sin t dt$ を計算する。 (2) $x$ の範囲に応じて $f(x)$ を求める。 (3) $\int_0^{2\pi} f''(x) dx$ を計算する。 (4) $f'(x) = 0$ を満たす $x$ を $\theta$ を用いて表す。ただし、$\tan \theta = \pi$ を満たす $0 < \theta < \frac{\pi}{2}$ とする。 (5) $\int_0^{2\pi} |f(x)| dx$ の値を $\theta$ を用いて表す。
2025/8/4
1. 問題の内容
関数 が与えられ、それを用いて定義された関数 について、以下の問いに答える問題です。
(1) 不定積分 を計算する。
(2) の範囲に応じて を求める。
(3) を計算する。
(4) を満たす を を用いて表す。ただし、 を満たす とする。
(5) の値を を用いて表す。
2. 解き方の手順
(1) 不定積分 を計算します。部分積分法を用います。
, とすると、
,
よって、
(2) の範囲に応じて を求めます。
(ア) のとき、 で なので、。したがって 。
(イ) のとき、
(ウ) のとき、
(エ) のとき、
まず、 を計算すると、
次に、 を計算すると、
したがって、 は次のように表されます。
(3) と を計算します。
で が定義できないので条件を満たさない。問題文からを除外することにする。
(4) を満たす の を求めます。
なので、 で を満たす は存在しません。したがって、問題文の解釈を変えて、区間全体で となる を求めます。
で を解くと、 なので 。
また、 または で 。
を満たす は 。
ここで、問題文から と読み替えて解きます。 が を満たすので となりを満たすことはありません。
を満たすの値は存在し、条件を満たします。しかし、このを用いてとなるを表すことはできません。
(5) を計算します。
なので
なので
なので、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) 該当する は存在しない。問題文をと読み替えても表すことはできない。
(5)