与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。 (1) 3点 $A(0, 0), B(-1, -3), C(1, 1)$ を通る2次関数を求めます。 (2) 2点 $A(-1, 0), B(0, 3)$ を通り、頂点の $x$ 座標が $x = -2$ である2次関数を求めます。

代数学二次関数方程式グラフ代入連立方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。
(1) 3点 A(0,0),B(1,3),C(1,1)A(0, 0), B(-1, -3), C(1, 1) を通る2次関数を求めます。
(2) 2点 A(1,0),B(0,3)A(-1, 0), B(0, 3) を通り、頂点の xx 座標が x=2x = -2 である2次関数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 求める2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とします。
3点 A(0,0),B(1,3),C(1,1)A(0, 0), B(-1, -3), C(1, 1) を通るので、以下の3つの式が成り立ちます。
0=a(0)2+b(0)+c0 = a(0)^2 + b(0) + c
3=a(1)2+b(1)+c-3 = a(-1)^2 + b(-1) + c
1=a(1)2+b(1)+c1 = a(1)^2 + b(1) + c
これらの式を解きます。
最初の式から c=0c = 0 がわかります。
残りの2つの式は次のようになります。
3=ab-3 = a - b
1=a+b1 = a + b
これらの式を足し合わせると、2a=22a = -2 となり、a=1a = -1 がわかります。
a=1a = -11=a+b1 = a + b に代入すると、1=1+b1 = -1 + b となり、b=2b = 2 がわかります。
したがって、求める2次関数は y=x2+2xy = -x^2 + 2x です。
(2) 求める2次関数を y=a(x+2)2+qy = a(x + 2)^2 + q とします(頂点の xx 座標が -2 なので)。
2点 A(1,0),B(0,3)A(-1, 0), B(0, 3) を通るので、以下の2つの式が成り立ちます。
0=a(1+2)2+q0 = a(-1 + 2)^2 + q
3=a(0+2)2+q3 = a(0 + 2)^2 + q
これらの式は次のようになります。
0=a+q0 = a + q
3=4a+q3 = 4a + q
最初の式から q=aq = -a がわかります。
q=aq = -a3=4a+q3 = 4a + q に代入すると、3=4aa3 = 4a - a となり、3=3a3 = 3a がわかります。
したがって、a=1a = 1 となり、q=1q = -1 がわかります。
したがって、求める2次関数は y=(x+2)21y = (x + 2)^2 - 1 です。
これを展開すると、y=x2+4x+41=x2+4x+3y = x^2 + 4x + 4 - 1 = x^2 + 4x + 3 となります。

3. 最終的な答え

(1) y=x2+2xy = -x^2 + 2x
(2) y=x2+4x+3y = x^2 + 4x + 3

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