空間内の3点 $A(4, 8, -4)$, $B(1, 1, 1)$, $C(2, 3, -1)$ が与えられている。 ベクトル $\vec{a} = \overrightarrow{CA}$, $\vec{b} = \overrightarrow{CB}$ を求め、$\vec{b}$ の大きさを求める。 また、ベクトル $\vec{c} = (0, 0, 1)$, $\vec{d} = (-4, -9, 0)$ が与えられているとき、$\vec{d}$ を $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ の線形結合で表す。

幾何学ベクトル空間ベクトルベクトルの大きさ線形結合
2025/8/4

1. 問題の内容

空間内の3点 A(4,8,4)A(4, 8, -4), B(1,1,1)B(1, 1, 1), C(2,3,1)C(2, 3, -1) が与えられている。
ベクトル a=CA\vec{a} = \overrightarrow{CA}, b=CB\vec{b} = \overrightarrow{CB} を求め、b\vec{b} の大きさを求める。
また、ベクトル c=(0,0,1)\vec{c} = (0, 0, 1), d=(4,9,0)\vec{d} = (-4, -9, 0) が与えられているとき、d\vec{d}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c} の線形結合で表す。

2. 解き方の手順

まず、ベクトル a\vec{a}b\vec{b} を計算する。
a=CA=OAOC=(4,8,4)(2,3,1)=(2,5,3)\vec{a} = \overrightarrow{CA} = \overrightarrow{OA} - \overrightarrow{OC} = (4, 8, -4) - (2, 3, -1) = (2, 5, -3)
b=CB=OBOC=(1,1,1)(2,3,1)=(1,2,2)\vec{b} = \overrightarrow{CB} = \overrightarrow{OB} - \overrightarrow{OC} = (1, 1, 1) - (2, 3, -1) = (-1, -2, 2)
次に、b\vec{b} の大きさを計算する。
b=(1)2+(2)2+22=1+4+4=9=3|\vec{b}| = \sqrt{(-1)^2 + (-2)^2 + 2^2} = \sqrt{1 + 4 + 4} = \sqrt{9} = 3
最後に、d=sa+tb+uc\vec{d} = s\vec{a} + t\vec{b} + u\vec{c} と表す。
d=(4,9,0)=s(2,5,3)+t(1,2,2)+u(0,0,1)\vec{d} = (-4, -9, 0) = s(2, 5, -3) + t(-1, -2, 2) + u(0, 0, 1)
この式は以下の連立方程式に対応する。
2st=42s - t = -4
5s2t=95s - 2t = -9
3s+2t+u=0-3s + 2t + u = 0
最初の2式から sstt を求める。
最初の式を2倍すると 4s2t=84s - 2t = -8
2番目の式から最初の式を引くと s=1s = -1
t=2s+4=2(1)+4=2t = 2s + 4 = 2(-1) + 4 = 2
3(1)+2(2)+u=0-3(-1) + 2(2) + u = 0 より 3+4+u=03 + 4 + u = 0, よって u=7u = -7
したがって、d=1a+2b7c\vec{d} = -1\vec{a} + 2\vec{b} -7\vec{c} となる。

3. 最終的な答え

a=(2,5,3)\vec{a} = (2, 5, -3)
b=(1,2,2)\vec{b} = (-1, -2, 2)
b=3|\vec{b}| = 3
d=1a+2b7c\vec{d} = -1\vec{a} + 2\vec{b} -7\vec{c}

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