ある人が家からA停留所まで歩き、4分間待ってバスでB停留所まで行った。家からB停留所まで10分かかった。帰りはバスに乗らず、B停留所から家まで歩いて28分かかった。歩きは分速60m、バスは時速30kmとする。 (1) 家からA停留所までの距離を $x$ m、A停留所からB停留所までの距離を $y$ mとして、$x$ と $y$ の連立方程式を作れ。 (2) A停留所からB停留所までの距離を求めよ。

代数学連立方程式距離速さ時間文章問題
2025/8/4
## 回答

1. 問題の内容

ある人が家からA停留所まで歩き、4分間待ってバスでB停留所まで行った。家からB停留所まで10分かかった。帰りはバスに乗らず、B停留所から家まで歩いて28分かかった。歩きは分速60m、バスは時速30kmとする。
(1) 家からA停留所までの距離を xx m、A停留所からB停留所までの距離を yy mとして、xxyy の連立方程式を作れ。
(2) A停留所からB停留所までの距離を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 連立方程式を作る。
* 行き:
家からA停留所まで歩く時間は x60\frac{x}{60} 分。
A停留所で4分待つ。
A停留所からB停留所までバスに乗る時間は y30×1000/60=y500\frac{y}{30 \times 1000 / 60} = \frac{y}{500} 分。
合計で10分かかるので、x60+4+y500=10\frac{x}{60} + 4 + \frac{y}{500} = 10
x60+y500=6\frac{x}{60} + \frac{y}{500} = 6
500x+60y=180000500x + 60y = 180000
25x+3y=900025x + 3y = 9000 (1)
* 帰り:
B停留所からA停留所まで歩く時間は y60\frac{y}{60} 分。
A停留所から家まで歩く時間は x60\frac{x}{60} 分。
合計で28分かかるので、x60+y60=28\frac{x}{60} + \frac{y}{60} = 28
x+y=28×60x + y = 28 \times 60
x+y=1680x + y = 1680 (2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(2) (1)で求めた連立方程式を解いて、yy の値を求める。
* (2)より、x=1680yx = 1680 - y なので、これを(1)に代入する。
25(1680y)+3y=900025(1680 - y) + 3y = 9000
4200025y+3y=900042000 - 25y + 3y = 9000
22y=33000-22y = -33000
y=1500y = 1500

3. 最終的な答え

(1)
25x+3y=900025x + 3y = 9000
x+y=1680x + y = 1680
(2)
A停留所からB停留所までの距離は1500m。

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