平行四辺形ABCDにおいて、頂点B, Dから対角線ACにそれぞれ垂線BE, DFを下ろす。このとき、四角形BFDEが平行四辺形であることを証明する。

幾何学平行四辺形証明相似合同
2025/8/4

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、頂点B, Dから対角線ACにそれぞれ垂線BE, DFを下ろす。このとき、四角形BFDEが平行四辺形であることを証明する。

2. 解き方の手順

(1) 平行四辺形の性質より、AB=CDAB = CDABCDAB \parallel CDである。
(2) ABCDAB \parallel CDより、錯角は等しいので、BAC=DCA\angle BAC = \angle DCAである。
(3) ABE\triangle ABECDF\triangle CDFにおいて、
* AEB=CFD=90\angle AEB = \angle CFD = 90^\circ
* BAE=DCF\angle BAE = \angle DCF ((2)より)
* AB=CDAB = CD ((1)より)
よって、直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、ABECDF\triangle ABE \equiv \triangle CDFである。
(4) (3)より、BE=DFBE = DFである。
(5) また、BEDFBE \parallel DFである(いずれもACに垂直だから)。
(6) したがって、1組の対辺が平行でその長さが等しいので、四角形BFDEは平行四辺形である。

3. 最終的な答え

四角形BFDEは平行四辺形である。

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