与えられた角を $\alpha + 2n\pi$ の形に変形し、動径を図示する。ただし、$0 \leq \alpha < 2\pi$、$n$ は整数とする。与えられた角は以下の3つである。 (1) $\frac{9\pi}{2}$ (2) $\frac{16\pi}{5}$ (3) $-\frac{7\pi}{3}$

幾何学三角関数角度ラジアン動径象限
2025/8/4

1. 問題の内容

与えられた角を α+2nπ\alpha + 2n\pi の形に変形し、動径を図示する。ただし、0α<2π0 \leq \alpha < 2\pinn は整数とする。与えられた角は以下の3つである。
(1) 9π2\frac{9\pi}{2}
(2) 16π5\frac{16\pi}{5}
(3) 7π3-\frac{7\pi}{3}

2. 解き方の手順

(1) 9π2\frac{9\pi}{2} の場合:
9π2\frac{9\pi}{2}2π2\pi で割ると、
9π2=2π×2+π2\frac{9\pi}{2} = 2\pi \times 2 + \frac{\pi}{2}
したがって、n=2n = 2, α=π2\alpha = \frac{\pi}{2} となる。動径は yy 軸の正の部分。
(2) 16π5\frac{16\pi}{5} の場合:
16π5\frac{16\pi}{5}2π=10π52\pi = \frac{10\pi}{5} で割ると、
16π5=10π5×1+6π5\frac{16\pi}{5} = \frac{10\pi}{5} \times 1 + \frac{6\pi}{5}
したがって、n=1n = 1, α=6π5\alpha = \frac{6\pi}{5} となる。π<6π5<3π2\pi < \frac{6\pi}{5} < \frac{3\pi}{2} なので、動径は第3象限。
(3) 7π3-\frac{7\pi}{3} の場合:
7π3-\frac{7\pi}{3}2π=6π32\pi = \frac{6\pi}{3} を足していく。
7π3+6π3=π3-\frac{7\pi}{3} + \frac{6\pi}{3} = -\frac{\pi}{3}
π3+6π3=5π3-\frac{\pi}{3} + \frac{6\pi}{3} = \frac{5\pi}{3}
したがって、n=1n = -1, α=5π3\alpha = \frac{5\pi}{3} となる。3π2<5π3<2π\frac{3\pi}{2} < \frac{5\pi}{3} < 2\pi なので、動径は第4象限。

3. 最終的な答え

(1) 9π2=π2+2(2)π\frac{9\pi}{2} = \frac{\pi}{2} + 2(2)\pi, α=π2\alpha = \frac{\pi}{2}
(2) 16π5=6π5+2(1)π\frac{16\pi}{5} = \frac{6\pi}{5} + 2(1)\pi, α=6π5\alpha = \frac{6\pi}{5}
(3) 7π3=5π3+2(1)π-\frac{7\pi}{3} = \frac{5\pi}{3} + 2(-1)\pi, α=5π3\alpha = \frac{5\pi}{3}

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