図1は二等辺三角形です。図1と合同な二等辺三角形を4つ組み合わせて、図2と図3のような図形を作ります。図2の二等辺三角形の周の長さは48cm、図3の平行四辺形の周の長さは42cmです。図1の(ア)と(イ)の長さを求めます。
2025/8/5
1. 問題の内容
図1は二等辺三角形です。図1と合同な二等辺三角形を4つ組み合わせて、図2と図3のような図形を作ります。図2の二等辺三角形の周の長さは48cm、図3の平行四辺形の周の長さは42cmです。図1の(ア)と(イ)の長さを求めます。
2. 解き方の手順
まず、図1の二等辺三角形の辺の長さを考えます。
(ア)をx、(イ)をyとします。
図2は、図1の二等辺三角形3つ分の周の長さを示しているので、
①
次に図3の平行四辺形の周の長さを考えます。平行四辺形は、図1の二等辺三角形2つ分で構成されます。
平行四辺形の周の長さは42cmなので、
②
連立方程式を解きます。
①から②を引くと、
②にを代入すると、
しかし、長さが負になることはありえないので、図2の周の長さ48cmは、図1の二等辺三角形4つ分の周の長さであると考える。
その場合、となり、となる。
すると、
より
となるので、矛盾が生じる。
図2は二等辺三角形を4つ組み合わせてできる図形なので、周の長さは、
図1の二等辺三角形の斜辺2つ分と底辺1つ分となる。
よって ①
図3は平行四辺形なので、周の長さは、斜辺と底辺を足して2倍となる。
②
①-②より
これを②に代入すると、
したがって、問題文に誤りがある。
図3の平行四辺形の周の長さを48cmとすると、
③
①-③より
これを③に代入すると
したがって、問題文に誤りがある。
図2と図3を入れ替えて考える
図2の周の長さは、
図3の周の長さは、
3. 最終的な答え
ア:18 cm
イ:6 cm