(1) の証明:
まず、右辺の微分を計算し、それが被積分関数に等しいことを示します。
dxd(a1tan−1ax+C)=a1⋅1+(ax)21⋅a1=a21⋅1+a2x21=a21⋅a2+x2a2=a2+x21 したがって、∫a2+x2dx=a1tan−1ax+C が成り立ちます。 (2) の証明:
同様に、右辺の微分を計算し、それが被積分関数に等しいことを示します。
dxd(sin−1ax+C)=1−(ax)21⋅a1=1−a2x21⋅a1=a2a2−x21⋅a1=∣a∣a2−x21⋅a1 a>0 より ∣a∣=a なので、 aa2−x21⋅a1=a2−x2a⋅a1=a2−x21 したがって、∫a2−x2dx=sin−1ax+C が成り立ちます。