関数 $y = x^2 - 2$ のグラフに点 (2, -7) から引いた接線の方程式を求める問題です。ただし、もう一つの接線の方程式が $y = 10x - 27$ であることがわかっています。

解析学微分接線二次関数判別式
2025/4/5

1. 問題の内容

関数 y=x22y = x^2 - 2 のグラフに点 (2, -7) から引いた接線の方程式を求める問題です。ただし、もう一つの接線の方程式が y=10x27y = 10x - 27 であることがわかっています。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数 y=x22y = x^2 - 2 を微分して、接線の傾きを求めます。
dydx=2x\frac{dy}{dx} = 2x
次に、点 (2, -7) を通る直線の式を y=kx+by = kx + b とおきます。この直線が関数 y=x22y = x^2 - 2 と接するときの条件を求めるため、x22=kx+bx^2 - 2 = kx + b が重解を持つようにします。
式を整理すると、
x2kx(2+b)=0x^2 - kx - (2+b) = 0
この二次方程式が重解を持つ条件は、判別式 D=0D = 0 です。つまり、
D=k24(1)(2b)=k2+8+4b=0D = k^2 - 4(1)(-2-b) = k^2 + 8 + 4b = 0
したがって、4b=k284b = -k^2 - 8 となります。
また、点 (2, -7) が接線 y=kx+by=kx+b 上にあるので、 7=2k+b-7 = 2k + b が成り立ちます。これを bb について解くと、b=72kb = -7 - 2k となります。
4b=k284b = -k^2 - 8b=72kb = -7 - 2k を代入して、4(72k)=k284(-7 - 2k) = -k^2 - 8
288k=k28-28 - 8k = -k^2 - 8
k28k20=0k^2 - 8k - 20 = 0
(k10)(k+2)=0(k - 10)(k + 2) = 0
k=10,2k = 10, -2
傾き k=10k=10 の場合、接線の方程式は y=10x+by = 10x + b であり、b=72(10)=27b = -7 - 2(10) = -27 なので、y=10x27y = 10x - 27 です。これはすでにわかっています。
傾き k=2k=-2 の場合、接線の方程式は y=2x+by = -2x + b であり、b=72(2)=7+4=3b = -7 - 2(-2) = -7 + 4 = -3 なので、y=2x3y = -2x - 3 です。

3. 最終的な答え

y=2x3y = -2x - 3

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