## 解答

代数学連立方程式二次方程式判別式実数解重解因数分解
2025/8/4
## 解答
###

1. 問題の内容

写真に写っている数学の問題のうち、42番の連立方程式(1)と43番の(1)(ア)、(1)(イ)、(2)を解きます。
連立方程式
{x+y=5x2+y2=17 \begin{cases} x+y=5 \\ x^2+y^2=17 \end{cases}
を解く。
二次方程式
x23x+1=0x^2 - 3x + 1 = 0
の実数解の個数を求める。
二次方程式
x2+6x2k+1=0x^2 + 6x - 2k + 1 = 0
の実数解の個数を求める。ただし、kkは定数。
二次方程式
x2+2mx+3m+10=0x^2 + 2mx + 3m + 10 = 0
が重解をもつとき、定数mmの値を求め、そのときの方程式の解を求める。
###

2. 解き方の手順

**42.(1) 連立方程式**

1. $x + y = 5$より、$y = 5 - x$

2. これを$x^2 + y^2 = 17$に代入すると、

x2+(5x)2=17x^2 + (5 - x)^2 = 17

3. 展開して整理すると、

x2+2510x+x2=17x^2 + 25 - 10x + x^2 = 17
2x210x+8=02x^2 - 10x + 8 = 0
x25x+4=0x^2 - 5x + 4 = 0

4. 因数分解すると、

(x1)(x4)=0(x - 1)(x - 4) = 0

5. よって、$x = 1$または$x = 4$

6. $x = 1$のとき、$y = 5 - 1 = 4$

7. $x = 4$のとき、$y = 5 - 4 = 1$

**43.(1)(ア) 二次方程式の解の個数**

1. 二次方程式$ax^2 + bx + c = 0$の判別式$D$は、$D = b^2 - 4ac$で与えられる。

2. $D > 0$のとき、実数解は2個

3. $D = 0$のとき、実数解は1個(重解)

4. $D < 0$のとき、実数解は0個

5. $x^2 - 3x + 1 = 0$の判別式$D$は、$D = (-3)^2 - 4(1)(1) = 9 - 4 = 5$

6. $D = 5 > 0$なので、実数解は2個

**43.(1)(イ) 二次方程式の解の個数**

1. $x^2 + 6x - 2k + 1 = 0$の判別式$D$は、$D = 6^2 - 4(1)(-2k + 1) = 36 + 8k - 4 = 8k + 32$

2. $D > 0$となるのは、$8k + 32 > 0$つまり、$k > -4$のとき、実数解は2個

3. $D = 0$となるのは、$8k + 32 = 0$つまり、$k = -4$のとき、実数解は1個(重解)

4. $D < 0$となるのは、$8k + 32 < 0$つまり、$k < -4$のとき、実数解は0個

**43.(2) 二次方程式が重解を持つ条件**

1. $x^2 + 2mx + 3m + 10 = 0$が重解を持つとき、判別式$D = 0$

2. $D = (2m)^2 - 4(1)(3m + 10) = 4m^2 - 12m - 40 = 0$

3. $m^2 - 3m - 10 = 0$

4. $(m - 5)(m + 2) = 0$

5. よって、$m = 5$または$m = -2$

6. $m = 5$のとき、$x^2 + 10x + 25 = 0$

(x+5)2=0(x + 5)^2 = 0
x=5x = -5

7. $m = -2$のとき、$x^2 - 4x + 4 = 0$

(x2)2=0(x - 2)^2 = 0
x=2x = 2
###

3. 最終的な答え

42.(1)
(x,y)=(1,4),(4,1) (x, y) = (1, 4), (4, 1)
43.(1)(ア)
実数解の個数は2個
43.(1)(イ)
k>4k > -4のとき、実数解は2個
k=4k = -4のとき、実数解は1個
k<4k < -4のとき、実数解は0個
43.(2)
m=5m = 5のとき、x=5x = -5
m=2m = -2のとき、x=2x = 2

「代数学」の関連問題

行列 $P = \begin{bmatrix} 1 & 2 \\ 1 & 1 \end{bmatrix}$ の逆行列 $P^{-1}$ を求める。

行列逆行列線形代数行列式
2025/8/4

$\sin \theta + \cos \theta = \frac{\sqrt{2}}{2}$ ($0^\circ < \theta < 180^\circ$) のとき、次の値を求めよ。 (1) $...

三角関数三角関数の相互関係加法定理
2025/8/4

A地点とB地点の間を自転車で往復する。行きは時速12km、帰りは時速15kmで、全体で6時間かかる。A地点とB地点の間の距離を$x$ kmとして、この距離$x$を求める。

方程式速さ距離時間一次方程式
2025/8/4

$\theta$は鋭角であるとき、以下の問題を解く。 (1) $\sin \theta = \frac{3}{4}$ のとき、$\cos \theta$ と $\tan \theta$ の値を求めよ。...

三角関数三角比相互関係鋭角
2025/8/4

1次不等式 $\frac{4x+5}{9} < \frac{7x+12}{6}$ を解く問題です。

1次不等式不等式代数
2025/8/4

点B, Cから直線ADに下ろした垂線の足をそれぞれH1, H2とする。直線DH1に関して点Dと対称な点をE1, 直線CH2に関して点Dと対称な点をE2とする。BD:DCの比、2次方程式の解を求める。ま...

二次方程式幾何解の判別
2025/8/4

$x$ と $y$ の間に $3x + y = 6$ という関係があるとき、以下の問いに答えます。 (1) $3x^2 + y^2$ の最小値を求めます。 (2) $x \geq 0$、$y \geq...

最大・最小二次関数平方完成不等式
2025/8/4

与えられた2つの行列の行列式を計算する問題です。 (1) 3x3の行列 $ \begin{vmatrix} 1 & 4 & -2 \\ 5 & 8 & 2 \\ 2 & -3 & 1 \end{vma...

行列行列式線形代数余因子展開
2025/8/4

$3x + y = 6$ という条件の下で、$3x^2 + y^2$ の最小値を求めます。

最小値二次関数平方完成連立方程式
2025/8/4

直線 $y = \frac{1}{5}x - 3$ が $x$ 軸と交わる点の座標を求めよ。

一次関数座標方程式
2025/8/4