関数 $f(x) = x^2 - 6x + 1$ が、区間 $-2 \le x \le 3$ において取りうる値の範囲を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値定義域平方完成
2025/8/4

1. 問題の内容

関数 f(x)=x26x+1f(x) = x^2 - 6x + 1 が、区間 2x3-2 \le x \le 3 において取りうる値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数 f(x)=x26x+1f(x) = x^2 - 6x + 1 の最小値を求めます。平方完成を行い、頂点の座標を求めます。
f(x)=(x3)28f(x) = (x-3)^2 - 8
よって、頂点の座標は (3,8)(3, -8) です。
次に、定義域 2x3-2 \le x \le 3 における関数の最大値と最小値を調べます。
頂点の xx 座標は x=3x=3 であり、定義域に含まれています。したがって、x=3x=3 において最小値 f(3)=8f(3) = -8 を取ります。
次に、定義域の端点における関数の値を求めます。
x=2x=-2 のとき、f(2)=(2)26(2)+1=4+12+1=17f(-2) = (-2)^2 - 6(-2) + 1 = 4 + 12 + 1 = 17
x=3x=3 のとき、f(3)=(3)26(3)+1=918+1=8f(3) = (3)^2 - 6(3) + 1 = 9 - 18 + 1 = -8
したがって、区間 2x3-2 \le x \le 3 における最大値は 1717 で、最小値は 8-8 です。
よって、取りうる値の範囲は 8f(x)17-8 \le f(x) \le 17 となります。
選択肢の中にこの範囲と一致するものがないため、問題文や選択肢に誤りがないか確認する必要があります。頂点の座標から最小値が8-8であることは確かなので、最大値が17になるかを計算しなおします。
定義域の端点における関数の値を求めます。
x=2x=-2 のとき、f(2)=(2)26(2)+1=4+12+1=17f(-2) = (-2)^2 - 6(-2) + 1 = 4 + 12 + 1 = 17
x=3x=3 のとき、f(3)=(3)26(3)+1=918+1=8f(3) = (3)^2 - 6(3) + 1 = 9 - 18 + 1 = -8
平方完成した式から、軸は x=3x=3 なので、定義域の左端 x=2x=-2 で最大値を取ります。
選択肢に 8f(x)17-8 \le f(x) \le 17 がないため、近似的に近いものを探します。
425.664\sqrt{2} \approx 5.662220.832-2\sqrt{2} \approx -0.831424.661-4\sqrt{2} \approx -4.66324.243\sqrt{2} \approx 4.24
1の選択肢は 42f(x)104\sqrt{2} \le f(x) \le 10、つまり約 5.66f(x)105.66 \le f(x) \le 10
2の選択肢は 222f(x)82-2\sqrt{2} \le f(x) \le 8、つまり約 0.83f(x)8-0.83 \le f(x) \le 8
3の選択肢は 142f(x)21-4\sqrt{2} \le f(x) \le 2、つまり約 4.66f(x)2-4.66 \le f(x) \le 2
4の選択肢は 32f(x)103\sqrt{2} \le f(x) \le 10、つまり約 4.24f(x)104.24 \le f(x) \le 10
5の選択肢は 142f(x)101-4\sqrt{2} \le f(x) \le 10、つまり約 4.66f(x)10-4.66 \le f(x) \le 10
これらのうち、最小値 8-8 を含むものは、2と3と5です。また、最大値 17 に最も近い上限を持つのは選択肢5です。したがって、選択肢5が最も可能性が高いと考えられます。
しかし、正確な範囲は 8f(x)17-8 \le f(x) \le 17 であり、選択肢5は 4.66f(x)10-4.66 \le f(x) \le 10 です。
最小値-8を含む範囲として、f(x)の最大値は17なので、選択肢はどれも正しいとは言えません。

3. 最終的な答え

与えられた選択肢の中に正しい答えはありません。本当の答えは8f(x)17-8 \le f(x) \le 17です。
しかし、最も近いのは5の選択肢です。

「代数学」の関連問題

与えられた数式 $(-2xy)^2 \div \frac{2}{3}xy \times (-xy)$ を計算して簡単にします。

式の計算整式計算
2025/8/4

A君とB君の所持金に関する問題です。最初にA君の所持金はB君の所持金の2倍でした。その後、2人とも450円の本を買ったところ、A君の残金はB君の残金の3倍になりました。B君の最初の所持金を $x$ 円...

方程式文章問題一次方程式線形代数
2025/8/4

クラス会を開催するために、当初1人あたり500円ずつ集めると、予定していた費用よりも1000円不足した。そこで、1人あたり50円ずつ追加して集めたところ、900円余った。クラスの人数を $x$ 人とし...

方程式連立方程式文章問題
2025/8/4

数列$\{a_n\}$が、$a_1 = 2$ および漸化式$a_{n+1} = 4a_n + 3$によって定義されるとき、一般項$a_n$を求める問題です。選択肢の中から正しいものを選びます。

数列漸化式等比数列一般項
2025/8/4

与えられた行列 A, B, C, D がそれぞれどのような行列であるかを選択肢の中から選びます。選択肢は、(1)単位行列、(2)対称行列、(3)交代行列、(4)対角行列、(5)正則行列、(6)零行列で...

線形代数行列対称行列交代行列対角行列正則行列単位行列零行列行列式
2025/8/4

行列 $A = \begin{pmatrix} 0 & 2 \\ 3 & -1 \end{pmatrix}$ と $B = \begin{pmatrix} 5 & -3 \\ 2 & -1 \end{...

行列逆行列行列の積
2025/8/4

家から駅までの道のりを $x$ kmとする。時速3kmで歩く場合と時速12kmの自転車で行く場合とでは、自転車で行く方が45分早く着く。このとき、家から駅までの道のり $x$ を求める。

文章題方程式速さ時間距離
2025/8/4

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 3 & 0 \\ 2 & -1 \end{pmatrix}$ と $B = \begin{pmatrix} 3 & -1 \\ -1 & 2 ...

線形代数行列逆行列連立方程式
2025/8/4

連立方程式 $5x - 4y = a$ $-ax + 7y = 12$ の解が $x = 3$, $y = b$ のとき、$a$, $b$ の値をそれぞれ求める。

連立方程式代入解を求める
2025/8/4

次の連立方程式を解きます。 $ \begin{cases} 0.5x - 0.8y = 5.2 \\ \frac{1}{4}x - \frac{1}{3}y = 2 \end{cases} $

連立方程式一次方程式計算
2025/8/4