家から1800m離れた駅まで20分で行きたい。歩く速さを毎分75m、走る速さを毎分100mとする。 (1) 歩く道のりを $a$ m、走る道のりを $b$ mとして、連立方程式を作る。 (2) 歩いた時間を $x$ 分、走った時間を $y$ 分として、連立方程式を作る。 (3) (1)と(2)で作成した連立方程式をそれぞれ解く。 (4) 連立方程式の解が鉛筆15本、消しゴム4個となるような問題文を作成する。

代数学連立方程式文章問題速さ道のり時間
2025/8/4

1. 問題の内容

家から1800m離れた駅まで20分で行きたい。歩く速さを毎分75m、走る速さを毎分100mとする。
(1) 歩く道のりを aa m、走る道のりを bb mとして、連立方程式を作る。
(2) 歩いた時間を xx 分、走った時間を yy 分として、連立方程式を作る。
(3) (1)と(2)で作成した連立方程式をそれぞれ解く。
(4) 連立方程式の解が鉛筆15本、消しゴム4個となるような問題文を作成する。

2. 解き方の手順

(1) 歩く道のりを aa m、走る道のりを bb mとした連立方程式
* 道のりの合計は1800mなので、a+b=1800a + b = 1800
* 歩いた時間は a/75a/75 分、走った時間は b/100b/100 分。時間の合計は20分なので、a/75+b/100=20a/75 + b/100 = 20
* よって、連立方程式は以下の通り。
a+b=1800a + b = 1800
a75+b100=20\frac{a}{75} + \frac{b}{100} = 20
(2) 歩いた時間を xx 分、走った時間を yy 分とした連立方程式
* 時間の合計は20分なので、x+y=20x + y = 20
* 歩いた道のりは 75x75x m、走った道のりは 100y100y m。道のりの合計は1800mなので、75x+100y=180075x + 100y = 1800
* よって、連立方程式は以下の通り。
x+y=20x + y = 20
75x+100y=180075x + 100y = 1800
(3) 連立方程式を解く
(1)の連立方程式を解く。
a+b=1800a + b = 1800
a75+b100=20\frac{a}{75} + \frac{b}{100} = 20
1つ目の式から b=1800ab = 1800 - a を得る。これを2つ目の式に代入する。
a75+1800a100=20\frac{a}{75} + \frac{1800 - a}{100} = 20
両辺に300をかける。
4a+3(1800a)=60004a + 3(1800 - a) = 6000
4a+54003a=60004a + 5400 - 3a = 6000
a=60005400=600a = 6000 - 5400 = 600
b=1800a=1800600=1200b = 1800 - a = 1800 - 600 = 1200
(2)の連立方程式を解く。
x+y=20x + y = 20
75x+100y=180075x + 100y = 1800
1つ目の式から y=20xy = 20 - x を得る。これを2つ目の式に代入する。
75x+100(20x)=180075x + 100(20 - x) = 1800
75x+2000100x=180075x + 2000 - 100x = 1800
25x=18002000=200-25x = 1800 - 2000 = -200
x=200/25=8x = -200 / -25 = 8
y=20x=208=12y = 20 - x = 20 - 8 = 12
(4) 問題文の作成
1本50円の鉛筆と1個80円の消しゴムを何本かずつ買ったところ、代金の合計は1070円でした。鉛筆と消しゴムをそれぞれ何本ずつ買いましたか。

3. 最終的な答え

(1)
a+b=1800a + b = 1800
a75+b100=20\frac{a}{75} + \frac{b}{100} = 20
(2)
x+y=20x + y = 20
75x+100y=180075x + 100y = 1800
(3)
歩いた道のり: 600 m
走った道のり: 1200 m
歩いた時間: 8 分
走った時間: 12 分
(4)
1本50円の鉛筆と1個80円の消しゴムを何本かずつ買ったところ、代金の合計は1070円でした。鉛筆と消しゴムをそれぞれ何本ずつ買いましたか。

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