まず、与えられた方程式を f(x)=−3x4−4x3+12x2−15 とおきます。 実数解の個数を調べるために、微分を用いて関数の増減を調べます。
f′(x)=−12x3−12x2+24x=−12x(x2+x−2)=−12x(x+2)(x−1) f′(x)=0 となる x の値は x=−2,0,1 です。 これらの値に基づいて増減表を作成します。
| x | ... | -2 | ... | 0 | ... | 1 | ... |
|------|------|------|------|-----|------|-----|------|
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | 増加 | 極大 | 減少 | 極小 | 増加 | 極大 | 減少 |
極大値:
f(−2)=−3(−2)4−4(−2)3+12(−2)2−15=−3(16)−4(−8)+12(4)−15=−48+32+48−15=17 f(1)=−3(1)4−4(1)3+12(1)2−15=−3−4+12−15=−10 極小値:
f(0)=−3(0)4−4(0)3+12(0)2−15=−15 f(x) は x=−2 で極大値 17 をとり、x=0 で極小値 −15 をとり、x=1 で極大値 −10 をとります。 limx→∞f(x)=−∞ limx→−∞f(x)=−∞ f(x)=0 の実数解の個数は、f(x) のグラフと x軸との交点の個数に等しいです。 f(−2)=17>0 f(0)=−15<0 f(1)=−10<0 x<−2 ではf(x)は減少関数であり、−∞に向かうため、この区間には解が存在しない。 −2<x<0 の区間で、f(x)は減少関数で、f(−2)=17からf(0)=−15に変化するため、この区間に1つ解を持つ。 0<x<1 の区間で、f(x)は増加関数で、f(0)=−15からf(1)=−10に変化するため、この区間に解は存在しない。 x>1 の区間で、f(x)は減少関数であり、−∞に向かうため、この区間には解は存在しない。 したがって、異なる実数解の個数は 1個 です。