与えられた4次方程式 $-3x^4 - 4x^3 + 12x^2 - 15 = 0$ の異なる実数解の個数を求める問題です。

代数学方程式微分増減極値実数解
2025/8/4

1. 問題の内容

与えられた4次方程式 3x44x3+12x215=0-3x^4 - 4x^3 + 12x^2 - 15 = 0 の異なる実数解の個数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた方程式を f(x)=3x44x3+12x215f(x) = -3x^4 - 4x^3 + 12x^2 - 15 とおきます。
実数解の個数を調べるために、微分を用いて関数の増減を調べます。
f(x)=12x312x2+24x=12x(x2+x2)=12x(x+2)(x1)f'(x) = -12x^3 - 12x^2 + 24x = -12x(x^2 + x - 2) = -12x(x+2)(x-1)
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値は x=2,0,1x = -2, 0, 1 です。
これらの値に基づいて増減表を作成します。
| x | ... | -2 | ... | 0 | ... | 1 | ... |
|------|------|------|------|-----|------|-----|------|
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | 増加 | 極大 | 減少 | 極小 | 増加 | 極大 | 減少 |
極大値:
f(2)=3(2)44(2)3+12(2)215=3(16)4(8)+12(4)15=48+32+4815=17f(-2) = -3(-2)^4 - 4(-2)^3 + 12(-2)^2 - 15 = -3(16) - 4(-8) + 12(4) - 15 = -48 + 32 + 48 - 15 = 17
f(1)=3(1)44(1)3+12(1)215=34+1215=10f(1) = -3(1)^4 - 4(1)^3 + 12(1)^2 - 15 = -3 - 4 + 12 - 15 = -10
極小値:
f(0)=3(0)44(0)3+12(0)215=15f(0) = -3(0)^4 - 4(0)^3 + 12(0)^2 - 15 = -15
f(x)f(x)x=2x = -2 で極大値 1717 をとり、x=0x = 0 で極小値 15-15 をとり、x=1x = 1 で極大値 10-10 をとります。
limxf(x)=\lim_{x \to \infty} f(x) = -\infty
limxf(x)=\lim_{x \to -\infty} f(x) = -\infty
f(x)=0f(x)=0 の実数解の個数は、f(x)f(x) のグラフと x軸との交点の個数に等しいです。
f(2)=17>0f(-2) = 17 > 0
f(0)=15<0f(0) = -15 < 0
f(1)=10<0f(1) = -10 < 0
x<2x<-2 ではf(x)f(x)は減少関数であり、-\inftyに向かうため、この区間には解が存在しない。
2<x<0-2<x<0 の区間で、f(x)f(x)は減少関数で、f(2)=17f(-2)=17からf(0)=15f(0)=-15に変化するため、この区間に1つ解を持つ。
0<x<10<x<1 の区間で、f(x)f(x)は増加関数で、f(0)=15f(0)=-15からf(1)=10f(1)=-10に変化するため、この区間に解は存在しない。
x>1x>1 の区間で、f(x)f(x)は減少関数であり、-\inftyに向かうため、この区間には解は存在しない。
したがって、異なる実数解の個数は 1個 です。

3. 最終的な答え

1

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