長方形ABCDがあり、点Aは直線 $y = 2x + 1$ 上に、点Dは直線 $y = -x + 10$ 上にある。以下の4つの問いに答える。 (1) 2直線 $y = 2x + 1$ と $y = -x + 10$ の交点Pの座標を求める。 (2) 点Bのx座標が2のとき、交点Pを通り長方形ABCDの面積を2等分する直線の式を求める。 (3) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDが正方形になるtの値を求める。 (4) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDの面積が18になるtの値を求める。

幾何学長方形座標直線面積正方形連立方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

長方形ABCDがあり、点Aは直線 y=2x+1y = 2x + 1 上に、点Dは直線 y=x+10y = -x + 10 上にある。以下の4つの問いに答える。
(1) 2直線 y=2x+1y = 2x + 1y=x+10y = -x + 10 の交点Pの座標を求める。
(2) 点Bのx座標が2のとき、交点Pを通り長方形ABCDの面積を2等分する直線の式を求める。
(3) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDが正方形になるtの値を求める。
(4) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDの面積が18になるtの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2直線の交点Pの座標を求める。
連立方程式を解く。
y=2x+1y = 2x + 1
y=x+10y = -x + 10
2つの式を連立させて、2x+1=x+102x + 1 = -x + 10 を解く。
3x=93x = 9
x=3x = 3
x=3x = 3y=2x+1y = 2x + 1 に代入すると、y=2(3)+1=7y = 2(3) + 1 = 7
よって、交点Pの座標は (3,7)(3, 7)
(2) 点Bのx座標が2のとき、長方形ABCDの面積を2等分する直線を求める。
点Bのx座標が2なので、点Aのx座標も2である。
点Aは y=2x+1y = 2x + 1 上にあるので、点Aの座標は (2,2(2)+1)=(2,5)(2, 2(2) + 1) = (2, 5)
長方形ABCDの面積を2等分する直線は、長方形の中心を通る。
点Cのx座標は点Dのx座標に等しい。点Dは y=x+10y = -x + 10 上にある。
点Bのy座標は0である。点Bの座標は(2,0)
点Dのy座標は点Aのy座標に等しいので、5である。
5=x+105 = -x + 10 を解くと、x=5x = 5。よって、点Dの座標は (5,5)(5, 5)
点Cのx座標は5、点Cのy座標は0なので、点Cの座標は (5,0)(5, 0)
長方形の中心Mの座標は、(2+52,5+02)=(72,52)(\frac{2+5}{2}, \frac{5+0}{2}) = (\frac{7}{2}, \frac{5}{2})
交点P (3,7)(3, 7) を通り、点M (72,52)(\frac{7}{2}, \frac{5}{2}) を通る直線の式を求める。
傾き m=752372=9212=9m = \frac{7 - \frac{5}{2}}{3 - \frac{7}{2}} = \frac{\frac{9}{2}}{-\frac{1}{2}} = -9
直線の式は y7=9(x3)y - 7 = -9(x - 3)
y=9x+27+7y = -9x + 27 + 7
y=9x+34y = -9x + 34
(3) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDが正方形になるtの値を求める。
点Bの座標は (t,0)(t, 0)
点Aの座標は (t,2t+1)(t, 2t + 1)
点Dは直線 y=x+10y = -x + 10 上にあり、点Dのy座標は点Aのy座標と等しいので、2t+1=x+102t + 1 = -x + 10
x=102t1=92tx = 10 - 2t - 1 = 9 - 2t
点Dの座標は (92t,2t+1)(9 - 2t, 2t + 1)
長方形ABCDが正方形なので、AB=BCAB = BC が成り立つ。
AB=2t+1AB = 2t + 1
BC=92tt=93tBC = |9 - 2t - t| = |9 - 3t|
2t+1=93t2t + 1 = |9 - 3t|
(i) 2t+1=93t2t + 1 = 9 - 3t のとき
5t=85t = 8
t=85t = \frac{8}{5}
(ii) 2t+1=(93t)2t + 1 = -(9 - 3t) のとき
2t+1=9+3t2t + 1 = -9 + 3t
t=10t = 10
t=85t = \frac{8}{5}のとき、点Aの座標は (85,215)(\frac{8}{5}, \frac{21}{5})、点Dの座標は (295,215)(\frac{29}{5}, \frac{21}{5})
t=10t = 10のとき、点Aの座標は (10,21)(10, 21)、点Dの座標は (11,21)(-11, 21)
t > 0より、どちらも条件を満たす。
図から t<5t < 5 なので、t=8/5t = 8/5が答え。
(4) 点Bのx座標がtのとき、長方形ABCDの面積が18になるtの値を求める。
AB=2t+1AB = 2t + 1
BC=93tBC = 9 - 3t
面積は (2t+1)(93t)=18(2t + 1)(9 - 3t) = 18
18t6t2+93t=1818t - 6t^2 + 9 - 3t = 18
6t2+15t9=0-6t^2 + 15t - 9 = 0
2t25t+3=02t^2 - 5t + 3 = 0
(2t3)(t1)=0(2t - 3)(t - 1) = 0
t=32t = \frac{3}{2} または t=1t = 1

3. 最終的な答え

(1) P (3,7)(3, 7)
(2) y=9x+34y = -9x + 34
(3) t=85t = \frac{8}{5}
(4) t=32,1t = \frac{3}{2}, 1

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