(1) 楕円 $\frac{x^2}{9} + \frac{y^2}{4} = 1$ で囲まれた部分の面積 $S$ を求める。 (2) 曲線 $C: \begin{cases} x = 3\cos t \\ y = 2\sin t \end{cases} (0 \le t \le \pi)$ と $x$ 軸で囲まれた部分の面積 $S$ を求める。

幾何学楕円面積積分媒介変数表示
2025/8/9

1. 問題の内容

(1) 楕円 x29+y24=1\frac{x^2}{9} + \frac{y^2}{4} = 1 で囲まれた部分の面積 SS を求める。
(2) 曲線 C:{x=3costy=2sint(0tπ)C: \begin{cases} x = 3\cos t \\ y = 2\sin t \end{cases} (0 \le t \le \pi)xx 軸で囲まれた部分の面積 SS を求める。

2. 解き方の手順

(1) 楕円 x2a2+y2b2=1\frac{x^2}{a^2} + \frac{y^2}{b^2} = 1 の面積は πab\pi a b で与えられる。
この問題の場合、a=3a = 3b=2b = 2 であるから、面積は
S=π×3×2=6πS = \pi \times 3 \times 2 = 6\pi
(2) 曲線 CCxx 軸で囲まれた部分の面積は、積分を用いて求めることができる。
x=3costx = 3 \cos t より dx=3sintdtdx = -3\sin t dt
tt00 から π\pi まで変化するとき、xx33 から 3-3 まで変化する。
したがって、面積は
S=33ydx=0π(2sint)(3sint)dt=0π6sin2tdt=60π1cos(2t)2dt=30π(1cos(2t))dt=3[t12sin(2t)]0π=3(π0)=3πS = \int_{3}^{-3} y dx = \int_{0}^{\pi} (2\sin t)(-3\sin t) dt = \int_{0}^{\pi} -6\sin^2 t dt = -6 \int_{0}^{\pi} \frac{1 - \cos(2t)}{2} dt = -3 \int_{0}^{\pi} (1 - \cos(2t)) dt = -3 [t - \frac{1}{2}\sin(2t)]_{0}^{\pi} = -3(\pi - 0) = -3\pi
面積は正である必要があるため、S=3π=3πS = |-3\pi| = 3\pi

3. 最終的な答え

(1) S=6πS = 6\pi
(2) S=3πS = 3\pi

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