直線 $y = 2x + 8$ と $y = -x + 2$ があり、これらの直線と x 軸との交点をそれぞれ A, B とします。また、$y = 2x + 8$ と $y = -x + 2$ の交点を C とします。このとき、原点 O を通り、三角形 ABC の面積を 2 等分する直線 $l$ の式を求めます。

幾何学座標平面直線三角形の面積面積二等分
2025/8/9

1. 問題の内容

直線 y=2x+8y = 2x + 8y=x+2y = -x + 2 があり、これらの直線と x 軸との交点をそれぞれ A, B とします。また、y=2x+8y = 2x + 8y=x+2y = -x + 2 の交点を C とします。このとき、原点 O を通り、三角形 ABC の面積を 2 等分する直線 ll の式を求めます。

2. 解き方の手順

ステップ1: 点 A, B, C の座標を求める。
点 A は y=2x+8y = 2x + 8 と x 軸の交点なので、y=0y = 0 を代入して、0=2x+80 = 2x + 8 を解くと、x=4x = -4。したがって、A の座標は (4,0)(-4, 0)
点 B は y=x+2y = -x + 2 と x 軸の交点なので、y=0y = 0 を代入して、0=x+20 = -x + 2 を解くと、x=2x = 2。したがって、B の座標は (2,0)(2, 0)
点 C は y=2x+8y = 2x + 8y=x+2y = -x + 2 の交点なので、2x+8=x+22x + 8 = -x + 2 を解くと、3x=63x = -6 より x=2x = -2。これを y=x+2y = -x + 2 に代入すると、y=(2)+2=4y = -(-2) + 2 = 4。したがって、C の座標は (2,4)(-2, 4)
ステップ2: 三角形 ABC の面積を求める。
三角形 ABC の底辺 AB は 2(4)=62 - (-4) = 6。高さは点 C の y 座標である 4。
したがって、三角形 ABC の面積は (1/2)×6×4=12(1/2) \times 6 \times 4 = 12
ステップ3: 三角形 ABC の面積を 2 等分する直線 ll を考える。
直線 ll は原点 O を通るので、y=kxy = kx の形をしている。
この直線が三角形 ABC の面積を 2 等分するので、面積は 6 になる。
直線 ll が線分 AC と交わる場合と、線分 BC と交わる場合を考える。
ケース1: 直線 ll が線分 AC と交わる場合。
AC の方程式は、傾き (40)/(2(4))=4/2=2(4-0)/(-2-(-4)) = 4/2 = 2 で、点 A を通るので、y=2(x+4)=2x+8y = 2(x + 4) = 2x + 8
これは与えられた直線と同じなので、直線 ll は線分 AC と交わらない。
ケース2: 直線 ll が線分 BC と交わる場合。
線分 BC 上の点 P を (x,kx)(x, kx) とおくと、三角形 OBP の面積は 6 になるはずである。
三角形 OBP の底辺 OB は 2。高さは点 P の y 座標である kxkx
したがって、(1/2)×2×kx=6(1/2) \times 2 \times |kx| = 6 より、 kx=6|kx| = 6
点 P は線分 BC 上にあるので、P は直線 y=x+2y = -x + 2 上にある。
したがって、kx=x+2kx = -x + 2。よって、x(k+1)=2x(k + 1) = 2 より、x=2k+1x = \frac{2}{k + 1}
これを kx=6|kx| = 6 に代入すると、 k×2k+1=6|k \times \frac{2}{k+1}| = 6 より、 2kk+1=6\frac{2|k|}{|k+1|} = 6
k=3k+1|k| = 3|k+1| より、k=3(k+1)k = 3(k+1) または k=3(k+1)k = -3(k+1)
k=3k+3k = 3k + 3 より、2k=3-2k = 3 なので、k=32k = -\frac{3}{2}
k=3k3k = -3k - 3 より、4k=34k = -3 なので、k=34k = -\frac{3}{4}
x=2k+1x = \frac{2}{k + 1} が線分 OB 上にあるためには、0<x<20 < x < 2 でなければならない。
k=3/2k = -3/2 のとき、x=23/2+1=21/2=4x = \frac{2}{-3/2 + 1} = \frac{2}{-1/2} = -4。これは不適。
k=3/4k = -3/4 のとき、x=23/4+1=21/4=8x = \frac{2}{-3/4 + 1} = \frac{2}{1/4} = 8。これも不適。
三角形 ABC の面積を二等分する直線は、線分ACの中点を通る。ACの中点をMとすると、M=(422,0+42)=(3,2)M = (\frac{-4 - 2}{2}, \frac{0 + 4}{2}) = (-3, 2).
この中点を通る直線lは、y=kxy = kxより、2=3k2 = -3kなので、k=2/3k = -2/3.

3. 最終的な答え

y=23xy = -\frac{2}{3}x

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