点A(2, 2)と点B(6, 4)が与えられている。x軸上に点Pを取り、AP + BPの長さが最小となるようにするとき、直線APの式と点Pの座標を求める。

幾何学座標平面線分の最小化対称移動直線の式
2025/8/4

1. 問題の内容

点A(2, 2)と点B(6, 4)が与えられている。x軸上に点Pを取り、AP + BPの長さが最小となるようにするとき、直線APの式と点Pの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点A(2, 2)のx軸に関する対称点A'の座標を求める。対称点のy座標は符号が反転するので、A'(2, -2)となる。
(2) A'とBを通る直線の式を求める。直線の傾きmは、m=4(2)62=64=32m = \frac{4 - (-2)}{6 - 2} = \frac{6}{4} = \frac{3}{2}となる。
(3) 直線は点B(6, 4)を通るので、直線の式をy=32x+by = \frac{3}{2}x + bとおき、点Bの座標を代入する。4=326+b4 = \frac{3}{2} \cdot 6 + bより、4=9+b4 = 9 + bとなり、b=5b = -5である。したがって、直線A'Bの式は、y=32x5y = \frac{3}{2}x - 5となる。
(4) 点Pはx軸上にあるので、y座標は0である。直線A'Bの式にy=0y = 0を代入すると、0=32x50 = \frac{3}{2}x - 5となる。この式を解くと、32x=5\frac{3}{2}x = 5より、x=103x = \frac{10}{3}である。したがって、点Pの座標は(103,0)(\frac{10}{3}, 0)となる。
(5) AとPを通る直線の傾きmは、m=202103=26103=243=234=32m = \frac{2 - 0}{2 - \frac{10}{3}} = \frac{2}{\frac{6 - 10}{3}} = \frac{2}{\frac{-4}{3}} = 2 \cdot \frac{-3}{4} = -\frac{3}{2}となる。
(6) 直線APの式をy=32x+cy = -\frac{3}{2}x + cとおき、点A(2, 2)の座標を代入する。2=322+c2 = -\frac{3}{2} \cdot 2 + cより、2=3+c2 = -3 + cとなり、c=5c = 5である。したがって、直線APの式は、y=32x+5y = -\frac{3}{2}x + 5となる。

3. 最終的な答え

直線APの式:y=32x+5y = -\frac{3}{2}x + 5
点Pの座標:(103,0)(\frac{10}{3}, 0)

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