斜面角が30°の斜面上に半径10cmの円柱を置いたとき、円柱が倒れないような円柱の高さの最大値を求める問題です。

幾何学力学斜面重心三角比円柱
2025/8/4

1. 問題の内容

斜面角が30°の斜面上に半径10cmの円柱を置いたとき、円柱が倒れないような円柱の高さの最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

円柱が倒れない条件は、円柱の重心が斜面に垂直に下ろした線が、円柱の底面と斜面の接点を結ぶ線よりも上にあることです。
円柱の半径を rr、高さを hh とします。
斜面の角度を θ\theta とすると、θ=30\theta = 30^\circ です。
円柱の重心は円柱の中心にあるので、底面から h/2h/2 の高さにあります。
円柱が倒れない条件は、以下のようになります。
tanθ=rh/2\tan \theta = \frac{r}{h/2}
したがって、
h=2rtanθh = \frac{2r}{\tan \theta}
r=10cmr = 10cmθ=30\theta = 30^\circ を代入すると、
h=2×10tan30=2013=203h = \frac{2 \times 10}{\tan 30^\circ} = \frac{20}{\frac{1}{\sqrt{3}}} = 20\sqrt{3}

3. 最終的な答え

円柱の高さの最大値は、20320\sqrt{3} cmです。
20334.6420\sqrt{3} \approx 34.64なので、約34.64cmとなります。

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