実数 $x, y$ が方程式 $x^2 + 4xy + 5y^2 - 6y + 9 = 0$ を満たすとき、$x$ と $y$ の値を求める。

代数学二次方程式判別式実数解連立方程式
2025/8/4

1. 問題の内容

実数 x,yx, y が方程式 x2+4xy+5y26y+9=0x^2 + 4xy + 5y^2 - 6y + 9 = 0 を満たすとき、xxyy の値を求める。

2. 解き方の手順

与えられた方程式を xx について整理すると、
x2+4yx+(5y26y+9)=0x^2 + 4yx + (5y^2 - 6y + 9) = 0 となる。
この方程式を xx に関する二次方程式と見て解く。xx は実数なので、判別式 DDD0D \ge 0 を満たす必要がある。
判別式 DD を計算する。
D=(4y)24(1)(5y26y+9)D = (4y)^2 - 4(1)(5y^2 - 6y + 9)
D=16y220y2+24y36D = 16y^2 - 20y^2 + 24y - 36
D=4y2+24y36D = -4y^2 + 24y - 36
D0D \ge 0 より、 4y2+24y360-4y^2 + 24y - 36 \ge 0
両辺を -4 で割ると、y26y+90y^2 - 6y + 9 \le 0
(y3)20(y - 3)^2 \le 0 となる。
(y3)2(y - 3)^2 は常に0以上であるから、(y3)2=0(y - 3)^2 = 0 でなければならない。
したがって、y=3y = 3 となる。
y=3y = 3 をもとの方程式に代入する。
x2+4x(3)+5(3)26(3)+9=0x^2 + 4x(3) + 5(3)^2 - 6(3) + 9 = 0
x2+12x+4518+9=0x^2 + 12x + 45 - 18 + 9 = 0
x2+12x+36=0x^2 + 12x + 36 = 0
(x+6)2=0(x + 6)^2 = 0
x=6x = -6

3. 最終的な答え

x=6,y=3x = -6, y = 3

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