座標平面上の領域Dに含まれる格子点の個数を求める問題です。領域Dは連立不等式 $1 \le x \le 3^n$ と $0 \le y \le \log_3 x$ で定義されます。直線 $y=k$ (kは整数)が領域Dと共通部分を持つときのkの値の範囲、直線 $y=k$ と曲線 $y=\log_3 x$ の交点の座標、領域Dに含まれる直線 $y=k$ 上の格子点の個数を求め、最終的に領域Dに含まれる格子点の総数を $n$ を用いて表します。
2025/8/5
1. 問題の内容
座標平面上の領域Dに含まれる格子点の個数を求める問題です。領域Dは連立不等式 と で定義されます。直線 (kは整数)が領域Dと共通部分を持つときのkの値の範囲、直線 と曲線 の交点の座標、領域Dに含まれる直線 上の格子点の個数を求め、最終的に領域Dに含まれる格子点の総数を を用いて表します。
2. 解き方の手順
* **ア:kの値の範囲**
より、 の最小値は 1、最大値は です。
なので、 のとき 、 のとき となります。
よって、 となり、 は整数なので、 の範囲は です。
* **イ:交点の座標**
直線 と曲線 の交点の 座標は、 を解いて となります。よって、交点の座標は です。
* **ウ:直線 上の格子点の個数**
領域Dに含まれる直線 上の格子点の 座標の範囲は、 です。
は整数なので、格子点の個数は 個です。
* **エ、オ:領域Dに含まれる格子点の個数**
領域Dに含まれる格子点の個数は、直線 上の格子点の個数を から まで足し合わせたものです。
すなわち、 という等比数列の和を計算します。
等比数列の和の公式より、 となります。
問題の形式に合わせて、 の形にすると、
となります。
したがって、エは 、オは です。
3. 最終的な答え
ア:
イ:
ウ:
エ:
オ: