三角形ABCにおいて、与えられた条件から指定された辺の長さを求めます。 (1) $b = \sqrt{2}$, $A = 30^\circ$, $B = 45^\circ$ のとき、$a$ を求めます。 (2) $c = 2\sqrt{6}$, $B = 45^\circ$, $C = 120^\circ$ のとき、$b$ を求めます。 (3) $a = 3$, $A = 135^\circ$, $C = 30^\circ$ のとき、$c$ を求めます。

幾何学三角比正弦定理三角形辺の長さ
2025/8/5

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、与えられた条件から指定された辺の長さを求めます。
(1) b=2b = \sqrt{2}, A=30A = 30^\circ, B=45B = 45^\circ のとき、aa を求めます。
(2) c=26c = 2\sqrt{6}, B=45B = 45^\circ, C=120C = 120^\circ のとき、bb を求めます。
(3) a=3a = 3, A=135A = 135^\circ, C=30C = 30^\circ のとき、cc を求めます。

2. 解き方の手順

正弦定理を利用して解きます。正弦定理は、
asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
です。
(1) 正弦定理より、
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
asin30=2sin45\frac{a}{\sin 30^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{\sin 45^\circ}
a=2sin30sin45=21212=222=1a = \frac{\sqrt{2} \sin 30^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{\sqrt{2} \cdot \frac{1}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \sqrt{2} = 1
(2) 正弦定理より、
bsinB=csinC\frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
bsin45=26sin120\frac{b}{\sin 45^\circ} = \frac{2\sqrt{6}}{\sin 120^\circ}
b=26sin45sin120=261232=26223=466=4b = \frac{2\sqrt{6} \sin 45^\circ}{\sin 120^\circ} = \frac{2\sqrt{6} \cdot \frac{1}{\sqrt{2}}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{2\sqrt{6}}{\sqrt{2}} \cdot \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{4\sqrt{6}}{\sqrt{6}} = 4
(3) まず、角Bを求めます。
A+B+C=180A+B+C = 180^\circ より、
135+B+30=180135^\circ + B + 30^\circ = 180^\circ
B=18013530=15B = 180^\circ - 135^\circ - 30^\circ = 15^\circ
正弦定理より、
asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}
3sin135=csin30\frac{3}{\sin 135^\circ} = \frac{c}{\sin 30^\circ}
c=3sin30sin135=31212=322=322c = \frac{3 \sin 30^\circ}{\sin 135^\circ} = \frac{3 \cdot \frac{1}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = \frac{3}{2} \cdot \sqrt{2} = \frac{3\sqrt{2}}{2}

3. 最終的な答え

(1) a=1a = 1
(2) b=4b = 4
(3) c=322c = \frac{3\sqrt{2}}{2}

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