1から20までの数字が書かれた正二十面体のサイコロを1200回投げます。5以下の目が出る回数を$X$とするとき、$X$が270以下の値となる確率を求めます。ただし、二項分布は正規分布で近似してよいものとします。

確率論・統計学二項分布正規分布確率近似
2025/4/6

1. 問題の内容

1から20までの数字が書かれた正二十面体のサイコロを1200回投げます。5以下の目が出る回数をXXとするとき、XXが270以下の値となる確率を求めます。ただし、二項分布は正規分布で近似してよいものとします。

2. 解き方の手順

まず、1回の試行で5以下の目が出る確率ppを求めます。
p=520=14=0.25p = \frac{5}{20} = \frac{1}{4} = 0.25
次に、XXは二項分布に従います。XB(n,p)X \sim B(n, p)。ここで、n=1200n=1200p=0.25p=0.25です。
二項分布を正規分布で近似するため、平均μ\muと標準偏差σ\sigmaを計算します。
μ=np=1200×0.25=300\mu = np = 1200 \times 0.25 = 300
σ=np(1p)=1200×0.25×0.75=225=15\sigma = \sqrt{np(1-p)} = \sqrt{1200 \times 0.25 \times 0.75} = \sqrt{225} = 15
XXが270以下の値となる確率を求めるために、標準化を行います。
Z=Xμσ=27030015=3015=2Z = \frac{X - \mu}{\sigma} = \frac{270 - 300}{15} = \frac{-30}{15} = -2
ここで、連続修正を行います。P(X270)P(X \leq 270)を求める代わりに、P(X270.5)P(X \leq 270.5)を求めます。
Z=270.530015=29.5151.967Z = \frac{270.5 - 300}{15} = \frac{-29.5}{15} \approx -1.967
標準正規分布表(または電卓など)を用いて、P(Z1.967)P(Z \leq -1.967)を求めます。P(Z1.97)0.0244P(Z \leq -1.97) \approx 0.0244
求める確率は約2.44%です。

3. 最終的な答え

2. 4

「確率論・統計学」の関連問題

Aが3枚、Bが3枚、Cが2枚の合計8枚のカードから3枚を無作為に選ぶとき、同じアルファベットが2枚だけ含まれる確率を求める問題です。

確率組み合わせ場合の数
2025/4/8

300人を対象とした調査で、土曜日に出かけた人は60%、日曜日に出かけた人は35%である。土曜日と日曜日の両方に出かけた人は、土曜日だけに出かけた人の1/4である。このとき、土日両方とも出かけなかった...

集合割合人数アンケート調査
2025/4/8

赤い花の球根が3個、黄色い花の球根が3個、白い花の球根が2個ある。PとQの2人が4個ずつ球根を持ち帰るとき、Pが何色の球根を何個持ち帰ったかという組み合わせは何通りあるか。

組み合わせ場合の数数え上げ場合の数
2025/4/8

1から5までの数字が書かれた5枚のカードから、無作為に2枚のカードを引くとき、2つの数字の積が偶数になる確率を求め、約分した分数で答える問題です。

確率組み合わせ約分場合の数偶数奇数
2025/4/8

表は、ある会社が分譲したマンションXとYの世帯人数をまとめたものです。 問題は以下の2つです。 (1) マンションXの平均世帯人数を求め、小数点以下第3位を四捨五入して答える。 (2) 次のア、イ、ウ...

平均割合データ分析統計
2025/4/8

1から50までの数字が書かれた50枚のカードから1枚を引いたとき、それが5の倍数である確率を求める問題です。答えは既約分数で答えます。

確率倍数既約分数
2025/4/8

7本のくじの中に当たりくじが2本ある。A, Bの2人がこの順に1本ずつ引く。Aが引いたくじを元に戻さないとき、Bが当たる確率を求める。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/8

1つのサイコロを6回投げるとき、3または6の目が5回以上出る確率を求める問題です。

確率サイコロ二項分布組み合わせ
2025/4/8

袋の中に赤球が2個、白球が8個、合計10個の球が入っている。Aが球を1つ取り出し、取り出した球を袋に戻してから、Bが球を1つ取り出す。このとき、Aが白球を取り出し、Bが赤球を取り出す確率を求めよ。

確率確率計算事象独立事象
2025/4/8

赤球2個と白球8個の合計10個の球が入っている袋がある。A, Bの2人が順に1球ずつ取り出す。Aが取り出した球を元に戻してからBが取り出すとき、Aが白球、Bが赤球を取り出す確率を求める。

確率確率計算条件付き確率場合の数
2025/4/8