Aが3枚、Bが3枚、Cが2枚の合計8枚のカードから3枚を無作為に選ぶとき、同じアルファベットが2枚だけ含まれる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/4/8

1. 問題の内容

Aが3枚、Bが3枚、Cが2枚の合計8枚のカードから3枚を無作為に選ぶとき、同じアルファベットが2枚だけ含まれる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、8枚のカードから3枚を選ぶすべての場合の数を計算します。これは組み合わせの問題なので、
{}_8 C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
次に、同じアルファベットが2枚だけ含まれる場合の数を計算します。これは以下の3つのパターンに分けられます。
(a) Aが2枚と他のアルファベット1枚の場合:
Aが2枚選ばれるのは 3C2=3{}_3 C_2 = 3 通り。残りの1枚はBかCなので、3C1+2C1=3+2=5{}_3 C_1 + {}_2 C_1 = 3 + 2 = 5 通り。
したがって、Aが2枚の場合の数は 3×5=153 \times 5 = 15 通り。
(b) Bが2枚と他のアルファベット1枚の場合:
Bが2枚選ばれるのは 3C2=3{}_3 C_2 = 3 通り。残りの1枚はAかCなので、3C1+2C1=3+2=5{}_3 C_1 + {}_2 C_1 = 3 + 2 = 5 通り。
したがって、Bが2枚の場合の数は 3×5=153 \times 5 = 15 通り。
(c) Cが2枚と他のアルファベット1枚の場合:
Cが2枚選ばれるのは 2C2=1{}_2 C_2 = 1 通り。残りの1枚はAかBなので、3C1+3C1=3+3=6{}_3 C_1 + {}_3 C_1 = 3 + 3 = 6 通り。
したがって、Cが2枚の場合の数は 1×6=61 \times 6 = 6 通り。
合計すると、15+15+6=3615 + 15 + 6 = 36 通り。
ただし、Aが2枚とBが1枚の場合と、Aが1枚とBが2枚の場合を考慮する必要があります。
同じアルファベットが2枚だけ含まれる組み合わせの総数は36です。
求める確率は、同じアルファベットが2枚だけ含まれる場合の数を、3枚を選ぶすべての場合の数で割ったものです。
\frac{36}{56} = \frac{9}{14}

3. 最終的な答え

914\frac{9}{14}

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