ある電球の寿命の平均は1500時間、標準偏差は450時間であることがわかっている。改良型電球を100個選び寿命を計測したところ、平均は1581時間だった。改良により電球の寿命が延びたと言えるか、有意水準5%で片側検定を行う。帰無仮説を立て、標準正規分布を用いて検定統計量を計算し、帰無仮説を棄却できるか判断する問題です。

確率論・統計学統計的仮説検定平均の検定標準正規分布有意水準
2025/4/6

1. 問題の内容

ある電球の寿命の平均は1500時間、標準偏差は450時間であることがわかっている。改良型電球を100個選び寿命を計測したところ、平均は1581時間だった。改良により電球の寿命が延びたと言えるか、有意水準5%で片側検定を行う。帰無仮説を立て、標準正規分布を用いて検定統計量を計算し、帰無仮説を棄却できるか判断する問題です。

2. 解き方の手順

まず、帰無仮説を立てます。改良型電球の平均寿命を mm とすると、帰無仮説は「m=1500m = 1500」となります。つまり、改良前後で平均寿命が変わらないという仮説を立てます。
次に、標本平均Xˉ\bar{X}の分布を確認します。母平均1500、母分散4502100\frac{450^2}{100}の正規分布N(1500,4502100)N(1500, \frac{450^2}{100})に従います。
次に、標準化された検定統計量ZZを計算する式を求めます。
Z=Xˉ15004502100=Xˉ150045010=Xˉ150045Z = \frac{\bar{X} - 1500}{\sqrt{\frac{450^2}{100}}} = \frac{\bar{X} - 1500}{\frac{450}{10}} = \frac{\bar{X} - 1500}{45}となります。
このZZは標準正規分布N(0,1)N(0, 1)に従うとみなせます。
有意水準5%の棄却域は、Z1.64Z \geq 1.64です。
Xˉ=1581\bar{X} = 1581のときのZZの値を計算します。
Z=1581150045=8145=1.8Z = \frac{1581 - 1500}{45} = \frac{81}{45} = 1.8
計算したZZの値1.8が棄却域Z1.64Z \geq 1.64に含まれるかどうかを確認します。1.8は1.64より大きいので、帰無仮説は棄却されます。

3. 最終的な答え

1: 1500
5: 1500
6: 1500
9: 450
10: 10
11:

1. 12: 8

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